日野教授による本学協定校ロンドン・メトロポリタン大学訪問レポート

留学認定校メトロポリタン大学との協定

この夏休みは、9月8日から5日間、国際交流課の斉藤さんと一緒にロンドン・メトロポリタン大学に視察に行ってきました。この大学は、留学の認定校の一つで、今回は向こうのスタッフの人たちと協定を結んできました(写真)。女学院大学の学生が興味を持って英語で学べる分野(観光関係、コンピュータグラフィック、アート、デザイン、ダンス、通訳・翻訳、国際関係、心理学、子ども発達など)の先生に会ってその内容を紹介してもらったり、教室などの施設見学もしました。280人が同時に5人の先生から実験の授業を受けることができる大きな実験室など、最新の設備が整っています。先生方もフレンドリーで、丁寧に教えてくれます。1年間の認定留学では、前期(Part 1)の語学研修のあと、後期(Part 2)に自分の興味のある分野の科目(モジュール)をアドバイザーと相談して選択できます。

大学は都会のど真ん中にあり、都会の便利な生活が好きな人には向いていると思います。物価が高いのが難点ですが、工夫次第では安くあげることもできます。

公園で見つけた大きな木

ロンドンに着いてすぐ、ホテルに荷物を置いて、寝ぼけまなこをこすりながらも、せっかく来たんだからと欲ばって観光をしました。ホテルのすぐそばにある大英博物館大英図書館に歩いて行きました。途中の道には緑豊かな公園がいくつかありました。日本の公園よりも広くて、「この木何の木」のような大きな木が横に広がって、心地よい日陰を作ってくれていました(写真)。赤い電話ボックス(写真)や郵便ポストもいたるところにあり、伝統を重んじる国だなと思いました。ロンドンの建物はほとんどがレンガでできています。1666年のロンドンの大火で市の四分の三が焼けてから、「建物はすべてレンガで建てること」という法律ができ、それを遵守しているのだそうです。

赤い電話ボックス

大英博物館や大英図書館など、博物館はほぼすべて無料で入れます。大英博物館では、ロゼッタ石に刻まれた文字(ヒエログリフ)、三千年前のミイラ、シュメール人による壁に刻まれた文字(楔形文字)もありました。ヒエログリフや楔形文字は授業でも紹介します。

大英図書館の二階には、ビートルズのメンバーが書いた直筆の詩や楽譜、ナイチンゲールがクリミア戦争中に政府に当てた直筆の手紙などが展示されていました。世界各国の絵入りの本の中には、源氏物語絵巻もありました。

次回は、斉藤さんと一緒に4日目に市内観光をしたときの珍道中をレポートします。

2008年9月22日

HP担当者 | 教員スタッフの活動 | 12:34

Fukuoka Jo Gakunin 2007.All Rights Rreserved.