アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part4

A Happy New Year!

みなさん、あけましておめでとうございます。お元気ですか。こちらも、残すところあと3ヶ月足らずになりました。

アメリカは、新年だからといって年賀状があるわけでもなく、大好きな福袋もなく、1月1日の新聞も普段どおり。日本の新聞は、正月1日だけはボリュームがありますよね。やはり、季節感のある日本がいいですね。

1月3日に、サンノゼのテック博物館に行ってきました。ボティ・ワールドという題の特別展示が目当てです。亡くなった人の体の臓器、骨、筋肉の一部や、それらを使った人体模型が展示されていて、びっくりしました。みんな、自分の体が、死後どのように使われてもよいと宣言した人たちのものです。

野球のバッターがボールを打つところ、フィギアスケート選手が片足で滑っているところ、体操選手が吊り輪で平均を取っているところなど、全部で数十体もの人体模型がさまざまなポーズで作られ、それぞれどの筋肉を使っているのかが説明されていました。中には妊娠5ヶ月で早産してしまった胎児のホルマリン漬けと、母親の人体模型がありました。原因はタバコの吸い過ぎで、母親の肺の中は真っ黒でした。日本では、こんな展示は考えられませんね。

口からつながった気管の中にある声帯も見ました。図では見たことがあったのですが、ほんものを見たのは初めてで、感動しました。ほんものの脳も見ました。アルツハイマーの脳もありました。アルツハイマーの脳は、正常な脳と比べて、大脳皮質の部分が縮まって小さくなっていました。私も、ふだんから脳に刺激を与えて、老化を防ごうと思いましたよ。

ギフトショップで脳の模型を買いました。授業で紹介しますので、楽しみにしててくださいね。では、みなさんも元気でがんばってください。

1月8日

日野資成

HP担当者 | 教員スタッフの活動 | 01:48

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