第34回日本自殺予防シンポジウム

厚生労働省補助事業 第34回日本自殺予防シンポジウム「いのちを支えあうということ」が9月5日に開催されました(日本自殺予防学会)。
本学科の牧正興教授がコーディネータを務め、肥前精神医療センター臨床研究部長、クリニック心理相談室長、薬物依存症回復施設「ダルク」代表がシンポジストとして話題を提供しました。また、日本臨床心理士会会長 村瀬嘉代子氏が助言者として入り、会場の席が足りなくなるくらいの来場者でホールが埋めつくされました。
1998年以降自殺者数が3万人を超える現状について、個人の問題としてとらえるのではなく、社会の問題として状況や環境を改善し、いのちを支えるネットワークを広げていくことで自殺を防ぐことが可能であることが知られています。
        shinpo.jpg(写真左 牧教授)

牧教授は、「自殺予防の一環としての幼児期におけるDeath Studyの可能性に関する研究」(文部科学省科学研究費助成)を行っています。子どもの頃からいのちの大切さについて理解している人間が、自殺という行為を選択することがあるのはなぜなのか。いのちの大切さだけを伝えることで自殺が予防できるのか。研究ではそれらについて検討しています。

HP担当者 | お知らせ お知らせ | 17:15

Fukuoka Jo Gakunin 2007.All Rights Rreserved.