田植えから学ぶもの

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人間関係学部の科目「フィールドワークF/G」で、学生達が田植えをしました。下記は受講生の感想です。辻教授の意図したところを的確に掴んでいるようです(写真右 辻教授)。

●「田植え。きつかった。暑かった。汚れた。まだ終らないの?と思った。これが正直な気持ちです。足が自由に動かず、低い姿勢が腰にきました。がしかし、後ろを振り返ると少し曲がった苗が並んでいて、笑ってしまった。早くゴールに着きたいと思い、友達と声を出し合いました。……..気がつくとみんなの顔は楽しそうで、私もずっと笑っていました。きついのに楽しい。なんだか変な感じ。農協の人とも仲良くなってしゃべっていました。」
●「今までは田んぼなんてほとんど見る機会もない生活をしていた。だから、逆に新鮮な気持ちになったのかもしれないが、田植えをしているとき何回も、何回も転んでドロだらけになりながらやり終えた時の、すごく嬉しかった気持ちを今でも覚えている。本当の私は汚れたりすることなんて嫌で仕方がないし、何回も転んでしまった時点で“もうやりたくない”って思うはずなのに、全く思わなかったことが正直、不思議だった。この講義に興味をもったのは“こんな気持ち”になりたかったのかもしれないと、今は思う。」
●「覚えるんじゃないし、ノートに一生懸命書くわけでもない。そしてテストで勉強の出来具合を確かめることもしない。自分自身の目で見ていろいろなことを感じ、知ることができたのが本当によかった。生きていく上で大切なことは“こういうことなのではないかな”、と私は思う。」

HP担当者 | こんなこと勉強しています | 16:13

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