3年の授業では夜須高原青少年自然の家研修(宿泊)を計画しています。宿泊2日目の夜は野外炊飯です。まず野外における炊事法について、自分達でそれらを実践していく時に必要なことを考えました。学生は①準備物、②手順、③配慮事項について意見を出しましたが、経験や知識、工夫の差がグループで見られ、それぞれに野外炊事法について多様なイメージを持っていたことに気づきました。
写真は角南准教授が火のおこし方について「火が熾る原理」「火を熾す時に最適な薪」について考え方や方法を提示されているところです。水分を含んでいる薪は重く、水分を含んでいると火を熾しにくい事など、火と水の関係、水を含んでいる薪と火の関係について理解を深め、火が燃える時の火と空気の関係についての説明では、薪の表面に鉈(なた)でささくれのような傷をつけることで空気を含み燃えやすくなることなどを学びました。
この授業では保育者になるために今までに学んだことを科目相互間でとらえ、保育に関わる問題について検討し、問題をどのように解決するかなどを実践を通して学びます。まずは自分達が野外炊事を行う時に必要な知識や技術と原理や仕組みを知り、次に子どもが野外炊事を行う時に必要な事項(対象年齢・天候・人数・ねらい・内容)や配慮(道具-包丁の使い方、やけど、食中毒)などについて検討し、さらには問題が起きた時の対処等(手当て・連携・保護者への連絡)をディスカッション、イメージアップすることによって、理論と実践をつなげます。
HP担当者 | こんなこと勉強しています こんなこと勉強しています | 21:02