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教員紹介

教員組織及び教員数 34名(学長1、副学長1、教授8、准教授4、講師5、助教9、助手5)(2011年5月1日現在)


氏名 西間 三馨(学長 / 医学博士)

専門領域(分野)

「小児医療(呼吸器疾患・アレルギー疾患)」
当初主たる分野であった小児気管支喘息からアレルギー、呼吸器、心身医学、疫学と領域が拡大、障害者医療にも精力を注ぎ、国立病院機構福岡病院の発展に貢献。その間、同病院は小児病棟を新たに開設、小児喘息・小児アレルギーの主管となり、診療科も増設され広範囲な研究・診療ができる体制となる。また良質、かつ最新医療の均霑化に向けて各種の治療管理ガイドライン、マニュアルの作成に先導し、さらに患者・家族とのパートナーシップ構築も目指し、喘息等の治療・管理レベルを向上させた。特に世界初の小児に特化した画期的な「小児気管喘息治療管理ガイドライン」は、専門分野間の広汎な医療連携を精力的に推し進め、最適な治療の提供に大きく貢献している。

主な研究業績、研究活動

「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2000,2002,2005,2008」
「食物アレルギー診療ガイドライン2005」
「アレルギー疾患治療・管理ガイドライン2010」
「心身症診断・治療ガイドライン2002」
「病弱教育Q&A ―病弱教育の視点からの医学事典―」
「重症心身障害児(者)看護ガイドライン2009」
「家族と専門医が一緒に作った小児ぜんそくハンドブック2008」
病弱児教育において「喘息児サマーキャンプ」、「喘息児水泳教室」を開設。
その他、小児医療に関する論文、ガイドライン、学会発表等多数。



氏名 窪田 惠子(教授 / 芸術工学博士)

専門領域(分野)

「基礎看護学」
看護の対象である人間の生活や暮らしについて、人間工学と看護学の視点から安全性や快適性について検討している。特に在宅で生活する高齢者の居住環境の整備や家族介護・老々介護に伴う介護者の負担軽減にむけた支援方法と高齢者の住みやすい環境づくりが研究のテーマである。また、基礎看護学を学ぶ学生の実習指導方法についても研究的に取り組んでいる。初めての臨地実習は、学生にとって不安と緊張の学習形態である。そこでの経験は、看護者の価値観や信念に大きな影響を与える。学生の実践(行為)の経験をリフレクション(反省的思考)の概念を使って調査し、看護専門職としての思考過程を育てる方法について検討している。

主な研究業績、研究活動

・小田正枝編集(窪田分担);事例でわかる看護理論を看護過程に生かす本,照林社,108-127,2008
・小田正枝編集(窪田分担);症状別アセスメント・看護計画ガイド,照林社,1-14,31-46,2008
・窪田惠子・栃原裕・吉武美佐子;在宅高齢者の浴室・脱衣室・トイレで発生する事故と環境要因に関する研究,平成15〜16年度科学研究費補助金,基盤研究(C)(2)研究課題番号:15592250,研究成果報告書,2005
・窪田惠子・栃原裕・庄山茂子・大中忠勝・吉武美佐子;高齢者が居住する住宅のトイレ環境の実態と問題点―世帯構造と身長ならびに年齢との関係―,人間と生活環境,Vol.12,No.2,P73〜85,2006
・安藤敬子、古庄夏香、原百合、青山和子、窪田惠子、小田正枝;基礎看護学実習の記録における看護専門職としての思考に注目した研究―リフレクティブサイクルを用いて―、西南女学院大学紀要,Vol.12 ,P47〜54,2008


氏名 田中 洋子(教授 / 経営学修士)

専門領域(分野)

「成人老年看護学」「看護管理(医療安全を含)」「感染制御看護」
臨床現場の経験を生かし、その現場がイメージできやすいように、また教授している内容が身近に感じられるようにということを目標に、教授していくことを考えている。
看護は応用科学であるので、看護をいかにとらえるかについてはいろんな考え方があり、答えは一つにはならないが、自分なりに看護に対する考えを持ち自分の言葉として表現することが重要と考える。ケア提供の対象が成人や老年の場合は、彼らはいろんな人生経験を得ているのでその人なりに価値観を持ち合わせている。その価値観を尊重しながら共によりよいケアのあり方を共同作業で組み立てていくといった気持ちが必要と考えている。

主な研究業績、研究活動

・感染制御における看護師のコンプライアンス向上に関する事項
・医療安全における事故発生要因の考え方に関する事項
・診療情報のあり方に関する事項


氏名 山ア 不二子(教授 / 文学修士)

専門領域(分野)

「精神看護学」
精神疾患は誰もがかかる可能性があり、早期発見・早期治療とともに本人を支える家族や地域・社会の力が重要となる。特に、地域生活を送る当事者への援助やそれを支える家族(兄弟姉妹を含)が行っている援助と抱える困難を研究テーマにしている。また、精神疾患を伴う人への共感的理解を基盤にした援助を学習する看護大学生に対する教育方法や学生のメンタルヘルスに関する研究、さらに、2006年から離島や僻地における看護活動に関する研究を継続している。精神看護学の授業では、精神疾患を伴う人とその家族に対する理解を深めるための教育や、学生が自分の心の不調に気づき、ストレスへの対処方法(リラクゼーション技術)を習得できるよう計画している。また、障害のある人もない人も相互に尊重し支えあう地域・社会づくりにも積極的に参画できるようにしていきたい。

主な研究業績、研究活動

・精神障害者の兄弟姉妹が当事者に行っているサポート内容とサポート上の困難、長崎県看護学会誌4(1)、21-17、2007
・地域で生活している精神障害者が認識している支援者と支援内容に対する満足度、長崎県看護学会誌4(1)、7-14、2007
・しまにおける総合実習での学びの到達レベルとその特徴、日本ルーラルナーシング学会誌、第2巻、37-47、2007
・平成21年〜23年科学研究費補助金(基礎研究C)看護学士過程における島嶼看護学教育の効果と課題に関する研究
・精神障害者社会復帰施設を利用する当事者が看護学実習に参加することの意味と教育上の課題、長崎県看護学会誌5(1)、27-35、2008
・離島における看護学実習が住民におよぼす影響、日本ルーラルナーシング学会誌、第5巻、31-43、2010
・GHQ精神健康調査票から見た看護大学生の精神的健康状態、第26回に本ストレス学会学術集会、2010


氏名 山本 捷子(教授 / 教育学修士)

専門領域(分野)

「小児看護学・災害看護論」
子どもは次代を担う未来ある大切な存在。小児看護は、子どもの命を護り、健全な育ちと病気や災害にであった子どもの生きる力を支える崇高な業です。小児看護学は小児看護の実践の知識と技を学ぶだけでなく、学生自身の子ども観を育み、子どもを取り巻く家族や社会にも関心を持ち、『育てられる人から育てる人』へ成長することをめざしています。

主な研究業績、研究活動

・小児看護:山本捷子・坂本洋子編著『子どもの心とからだの危機対応ガイドブック』明治図書 2005年
・災害看護、看護歴史、教育思想の研究・著作
1.日本看護歴史学会編『日本の看護120年』(第8章災害と看護活動)日本看護協会出版会 2008年
2.酒井明子・菊池志津子編『災害看護−看護の専門知識を統合して実践につなげる』(第1章災害・災害看護の歴史)南江堂 2008年
3.黒田裕子・酒井明子慣習『新版・災害看護』(災害の歴史に見る看護)メディカ出版 2008年
4.著書『看護とともに65年−吉田浪子のあゆみと素顔』ジェイシーエス出版 1997年
5.論文『看護教育とキリスト教の関連について歴史的考察』福岡女学院看護大学紀要創刊号 2010年


氏名 松尾 和枝(教授 / 教育学修士・学術博士)

専門領域(分野)

「地域看護学」
保健師は、地域で生活する人々が生き活きと充実した暮らしを送ることができるように健康の側面から支援する仕事である。今や日本は世界一の長寿国だが、その改善に向けた努力を先人たちはしてきた。この経験は、現在の保健医療の改善にも役立つものであることをさまざまな地域看護の活動の中で感じている。一人の市民が抱える不安や問題が複数の市民に共通する問題であることに気付くと、共に考え、解決策を考案することができる。人の思いや活動をつないでいく地域看護学の活動は、国境や文化を越えて活用できると実感している。この看護活動の前提となるものは、人々を尊重し、信頼し、その持つ能力を信じてサポートする、ヒューマンケアリングである。体験的にこの看護の概念を学生と学んでいきたい。

主な研究業績、研究活動

1.『途上国農村部における地域看護の問題解決手法開発のための介入的研究』研究代表者 科学研究費(基盤研究(B2))研究成果報告書(平成16年〜18年)課題番号16310168
2.『糖尿病予備群を対象にしたセルフケア行動形成のための介入研究』研究代表者、財団法人 木村看護教育振興財団 看護研究集録Vol.15 P81〜P92 2008年
3.『モロッコにおける現地看護職への地域看護介入方法の伝達上の課題 僻地村落部における母子保健活動経験から考える』保健師ジャーナルVol.64 No.03 P264〜P269 2008年


氏名 篠原 忍(教授 / 教育学修士)

専門領域(分野)

「社会心理学・発達心理学」
社会心理学の中でも、主として「人間関係論」の研究を続けている。社会生活を送っていく上で、人との関係は非常に重要な影響力を持つ。親と子の関係、先輩後輩の関係、友人関係、教職員と学生との関係、男女の関係、病院スタッフと患者との関係、異年齢の人との関係、異文化の人々との関係等々、さまざまなものがある。この関係を良いものにしていくためにもコミュニケーションが大切である。そのようなことを中心に研究する分野である。

主な研究業績、研究活動

・『青年の「甘え」と社会的適応に関する発達心理学的研究−日中比較−』(福岡女学院大学紀要)
・『病院における新人ナースの価値観・職務満足度と婦長のリーダーシップの関係』(九州大学医療技術短期大学部紀要)
・『母親の乳幼児養育に関する調査研究−ブックスタート事業の成果を中心に−』(福岡女学院大学大学院紀要)
・『子供の文化習得過程におけるしつけの研究(甘え文化を中心にした日中大学生の比較研究)』(科学研究費報告書)


氏名 貞野 宏之(教授 / 理学博士)

専門領域(分野)

「生化学」
生化学分野の研究内容としては、遺伝子情報を情報科学的に解析することにより、生命活動の諸側面を理解することがテーマである。一例として、機能が未知である遺伝子の機能を、構成的に解析し既知の遺伝子機能要素からのシュミレーションを手法としている。また、遺伝子解析技術の利用は、医療、食品分野にまで広がっている。これに関連して、遺伝子情報の保健衛生分野における利用状況の調査と生命倫理学的解析を行っている。次に、遺伝子解析技術の進展が生活面に影響を及ぼしている現在、大学教育における理科教育や看護教育の内容も時代に即した対応が必要である。これに関連して、高等教育機関および市民教育分野における生化学教育の方法論的研究を行っている。

主な研究業績、研究活動

・Newly identified human nuclear protein, NXP-2, possesses three distinct domains: Nuclear matrix-binding, RNA-binding, and coiled-coil domains
・自然科学系講義に実験を取り入れた一例、アルコール代謝に関係するヒト遺伝子の解析
・生化学教育の観点からの科学教養番組の検証


氏名 青山 和子(准教授 / 看護学学士)


専門領域(分野)

「基礎看護学」
看護は、看護理論や専門知識などの科学的根拠に基づいた技術によって対象者に提供される。ここでは基礎看護学は看護学の基盤となり、入学して最初に学ぶ領域である。基本的な看護の考え方や対象と接するときの態度、看護の裏付けとなる学問の学習方法と看護との結びつき、基礎看護技術の習得を目的としている。科学技術や医療技術の進歩、時代の変化に伴い、看護の役割や看護技術も変化しつつある。しかしながらそれぞれの看護技術の原理原則は変化しない。何が変化し何が不変であるのかを見極めながら技術を考えていくことが求められる。
現代の基礎看護教育は、戦後GHQの指導のもとに実施され、今日に至っている。戦後60年の看護教育や看護技術の変遷から技術教育を探究している。

主な研究業績、研究活動

・教科書から見たベッドメイキング方法と寝具の変遷、西南女学院大学紀要、2003
・共著:ロイ適応看護論の理解と実践、医学書院、2009
・丸山マサ美・青山和子;被占領下における九州大学看護大学と教育・病院・行政−インタビュー証言による検証−、日本看護歴史学会第23回学術集会講演集、2009
・疾患別看護過程「腰椎椎間板ヘルニア」、照林社、2010


氏名 穴井めぐみ(准教授 / 看護学修士)

専門領域(分野)

「老年看護学」
老年看護学では、個の尊重と倫理的判断に基づいたヒューマンケアリングを土台とする。老年期のライフステージにある高齢者の特徴を全人的に捉え、病気や障害がないことよりも健やかさの程度に焦点をあてて、その人のもつ顕在的・潜在的能力が最大限発揮できるような看護のあり方と実践を学ぶ。また、自らの生活をより豊かで自分らしく実現できるような援助を目指す。学生は、核家族化や地域との密着性が希薄になっていることなどにより高齢者と接する機会が少なく、高齢者と共通の話題を見いだせないこともあるが、高齢者のこれまで生きてきた過程、家族関係、社会生活での役割を尊重し、望ましい援助的人間関係の築き方を学ぶ機会としたい。

主な研究業績、研究活動

・『こんなときどうする?高齢者ケア』、中島洋子編著、P61〜P63、P50〜P53、P68〜P76、P83〜P85、照林社、2006
・N-N-Nの実用可能性、看護診断1(1) 2006、 p105-108
・『看護理論を看護過程に生かす本』、小田正枝編著、P143〜171、照林社、2008
・高齢者の嚥下障害、看護師のユーモア志向に関連した研究


氏名 福澤 雪子(准教授 / 経済学修士)


専門領域(分野)

「母性看護学」
母性看護学では女性のライフサイクルにおける発達の特徴を性機能の側面から捉え、母性機能が健全に発揮できるよう看護を実践していく。主な看護の対象は妊産褥婦と胎児・新生児およびその家族である。健康な人が多いという領域の特性から、講義・実習では、対象の持っている強みを引き出し、健康を維持・増進する"ウェルネスを高める援助"の理解が深まるよう、教育に努めている。
少子化の進行とともに、子育て不安や虐待の問題などが取りざたされて久しい。今の出産世代の人たちが、育児に喜びを見い出し、楽しんで子育てができるよう、看護の現場と地域との連携を視野に入れ、父母の心の健康や産後うつ病、親子の愛着などの研究に取り組んでいる。

主な研究業績、研究活動

・産後1ヵ月間の母親の対児愛着と精神状態(川崎医療福祉学会誌)
・初産の母親の育児におけるストレス対処と対児愛着感情の形成に関する基礎的調査(科学研究費報告書)
・統合保育の現状について‐K市の保育施設へのアンケート調査より‐(産業医科大学雑誌)
・統合保育が保育士に与える影響:K市で統合保育を経験した保育士へのアンケート調査より(産業医科大学雑誌)
・出産後1年間の母親のメンタルヘルスの推移に関する研究(福岡女学院看護大学紀要、創刊号)


氏名 新地 裕子(准教授 / 看護学修士)


専門領域(分野)

「母性看護学」
母性看護学は、広くは女性とその家族や女性を支援する人々を対象とするが、主に分娩を中心として妊娠・分娩・産褥・新生児期である周産期の対象に提供する看護について講義・演習を行う。周産期の対象の健康に向かう力を引き出し支持し、生理的変化がスムーズにたどれるように看護する視点や考え方を学ぶ。自身の臨床や出産・育児の経験を生かしてわかりやすく講義していきたい。また、理論知だけでなく臨床の知にも触れ、学生が学ぶことの楽しさを知り、モデルとなる看護が見いだせるように学生とともに学んでいきたい。

主な研究業績、研究活動

・看護学生の褥婦性器イメージと観察時の抵抗の有無、および実習への興味深さの関係(九州国立看護教育紀要)
・重症心身障害児(者)における療養介助職導入の効果(九州国立看護教育紀要)
・評価から始める教育活動状況性を学ぶ技術演習『個に応じた口腔ケア』の教育評価、医学書院、看護教育、P238〜242、Vol.51、No.3、2010
・塾達助産師の『技』を位置づけた助産師養成過程のカリキュラム開発(日本看護学教育学会第19回学術集会)


氏名 吉武 美佐子(講師 / 看護学修士)

専門領域(分野)

「基礎看護学」
基礎看護学は、看護実践の基本となる専門的知識と看護技術を学習する領域である。看護技術には対人関係の技術、看護過程を展開する技術、生活援助技術、診療に伴う援助技術などが含まれる。看護技術を対象者に適用する際には科学的根拠(エビデンス)に基づいて実践されるべきであるが、看護技術の中にはエビデンスが希薄なまま実践されているものも少なくない。そのような看護技術におけるエビデンスを明らかにする研究を行っている。
また、日本は高齢社会となり、高齢者の家庭内における事故発生率も増加している。在宅で生活している高齢者の生活環境を調査し、安全で快適な環境を考察する研究も行っている。

主な研究業績、研究活動

・手指衛生の教育方法に関する研究
・石鹸清拭が皮膚水分量・油分量、pHに及ぼす影響に関する研究
・在宅高齢者の浴室・トイレ環境の実態と問題点に関する研究


氏名 奥野 由美子(講師 / 医科学修士)

専門領域(分野)

「小児看護学」
小児看護学は、あらゆる健康レベル、発達段階にある子どもと家族を対象としている。小児看護は、子どもとその家族の最も良い健康状態を維持・増進することが目的である。
子どもは、大人に依存しているのではなく、生まれたその時から一人の人間として主体的に生きている。固定観念のない世界を体験している子どもたちは、私たちが"当たり前だ"と感じるものを"なぜ""どうして"と問い直してくれる。子ども時代がなかった大人は、この世に一人として存在しない。だから、子どもをみることは人間の原点をみることにつながる。小児看護を学ぶとき、今を生きる子どもに関心を持つこと、学生が、自分の成長発達過程を振り返りながら、未来につながる子どもと家族の"今"を大切にする看護の心を育てていきたいと考えている。

主な研究業績、研究活動

・思春期の気管支喘息を持つ子どもの自己管理能力獲得のプロセスに関する研究
・奥野由美子、田嶋紀美子、江藤節代、ケーススタディ−小児ネフローゼ症候群が再発した学童、ナーシングカレッジ11(8)、P.53-63、医学芸術社、2007
・坂本洋子・山本捷子編著『子どもの心とからだの危機対応ガイドブック』(奥野分担)アレルギー、内分泌・代謝の病気P.18-20、P.27-49、P.72-88、教育現場における具体的事例P.176-195、P.205-206、明治図書、2005


氏名 酒井 康江(講師 / 人間環境学修士)

専門領域(分野)

「在宅看護論・地域看護学」
在宅看護・地域看護で対象とする方々は、子どもからお年を召した方までさまざまである。また健康な方もいれば、病を患い自宅療養中の方もいる。個人や家族を対象にすることもあれば、ある特定の集団を対象に看護を提供することもある。そんな現場では、看護の力量はもちろんのこと、人間としての資質や看護者自身の人柄がとわれる。これは一日やそこらで養われるものではない。そこで学生の皆さんには一人の看護者として、また一人の人間として成長できるよう、沢山の経験と出会いからこの大学生活を謳歌してもらいたいと思っている。そんな皆さんをサポートするとともに、私自身も日々研鑽し邁進していきたいと考えている。

主な研究業績、研究活動

・地域看護学実習のプログラムおよび指導方法に関する検討
・保健師活動の歴史について
・継続看護が必要な患児の地域連携システム構築について


氏名 本村 直美(講師 / 文学修士)

専門領域(分野)

「外国語としての英語教育」
実践的なコミュニケーション能力を重視した教授法、またEnglish for Special Purposes (ESP)のための英語学習教材の研究をしている。TOEFLやビジネス英語の教材研究を経て、現在は医療・看護学のための英語教育の研究に取り組んでいる。看護師としてEmpathy「患者の痛みに共感する心」を示すことができるようなコミュニケーション技術を英語・日本語の両面から、効果的にアプローチすることを課題としている。また、英語運用能力の習得を通して、学習者がSelf-esteemの向上や自己実現を果たせるような教材・指導案の作成をめざしている。

主な研究業績、研究活動

・TOEFL・ビジネス英語の教材研究
・医療・看護学のための英語教育の研究
・Empathy『患者の痛みに共感する心』を表現するコミュニケーション技術の研究


氏名 金田 俊郎(宗教主事 / 講師 / 神学修士)

専門領域(分野)

「キリスト教学(キリスト教史)」
キリスト教の歴史上の人物と働きについて、歴史的資料による研究を通してその実像を探求している。またその探求を通して、現代の人間と社会にとって意義ある使信を求めている。研究に際しては、史料や研究史など歴史研究の基本的要件を満たすのはもちろん、人間についての現代的かつ普遍的な問題意識が不可欠であり、とくに看護・医療・福祉の具体的な働きの場のための深い人間理解を求める姿勢が必要と考えている。

主な研究業績、研究活動

『アッシジのフランチェスコ』における自然観について。彼自身の著作と初期伝記類のうち史料価値の高いものを資料に選び、そこに表れている彼の自然観をキリスト教信仰との関連で探り、その自然観の特色と現代的意義について考察している。彼の自然観には、単に自然万物への親近感のみならず、この世界に生きる人間の普遍的なあり方をしめす思想があらわれており、したがって看護教育にも関連する人間観・死生観等を内包していると信じて取り組んでいる。


氏名 青木 久恵(助教 / 教育学修士)

専門領域(分野)

「基礎看護学」
基礎看護学は、看護学の基礎的な知識・技術を学ぶ分野であり、各専門分野の基盤となる領域である。看護実践能力の育成のためには、この基盤形成が重要となる。学内での講義と看護実践の場における体験を相互に関連させ、自分の看護に対する考え方や現象の捉え方を発展させていきたい。
私の研究テーマは、看護学生・看護師の看護実践に関する認知過程や医療における看護の役割に関心があり、研究をとおして、わかりやすい授業や効率的な学習方法の検討、看護実践能力の強化、看護・医療の質の向上につなげることができるように尽力したいと思っている。

主な研究業績、研究活動

・『看護学生の基礎看護技術の技術練習行動を促進する要因−ベッドメーキングの技術練習−』 [共著] (九州国立看護教育紀要 第9巻 第1号 p15〜19,20)
・『子どもに対する苦手意識が幼稚園実習後に好意的意識に変化した要因』 [共著] (日本看護学会−小児看護−vol 35 p158〜160、2004年)


氏名 鐵井 千嘉(助教 / 看護学修士)

専門領域(分野)

「慢性疾患看護(糖尿病・慢性腎不全・血液透析)」
九州大学病院第二内科(病態機能内科学)で臨床経験を積み、腎疾患・糖尿病・炎症性腸疾患・脳循環系疾患等の患者ケアに携わる中で培った看護の観点を慢性疾患看護の学生教育に反映させている。身体面のみならず、心理的・社会的・スピリチュアルな面での介入も含め、次に挙げる内容を強調し教育を心がけている。
◆自己管理=生活管理。患者の療養負担感を理解・共感する中で、慢性疾患を抱えることの意味についての洞察を得て精神的支援に繋げていく。
◆疾病受容の援助(患者の自己価値低下を防ぐ〜価値転換の視点)の大切さ。
◆患者・家族と療養負担感の軽減に向けた方法を話合い解決に繋げる大切さ。
◆心の拠り所・ピアサポートできる患者同士の交流の場の提供の大切さ。

主な研究業績、研究活動

疾病コントロールのために生涯に渡りさまざまな日常生活上の制約がかかるストレスレベルの高い慢性疾患に罹患した患者さんが、負担なくいかにその人らしい療養生活を送り、QOLを維持・向上することができるかを最大の課題として、患者さんの精神面と周囲のサポート体制に着目し、患者ケアへの還元を目指し研究に取り組んでいる。
<研究テーマ>
・在宅酸素療法施行患者の障害受容と抑うつに関する研究
・血液透析施行患者の心理的適応に関する研究
・2型糖尿病患者の療養と生活(個人史)との折り合いに関する研究


氏名 坂梨 左織(助教 / 看護学修士)

専門領域(分野)

「成人看護学:急性期」
あなたやあなたのご家族が手術を受けなければならなくなったら、どのような気持ちになるでしょうか。
近年、医療技術の高度専門化、社会的要請の高まりにより、手術の様相は変化してきている。周術期管理の進歩による治療成績の向上や低侵襲手術の発展などにより、その安全性が強調される一方で、手術が身体侵襲を加える治療法であるために、患者のみならず家族にとっても、依然として手術は重要な意味を持つ。患者の最も身近な存在である家族は、患者の手術によってさまざまな影響を受けると同時に、家族成員の健康に大きな力を発揮するケアの提供者でもある。このような家族を理解し、支援していくことを目指した研究をテーマとしている。その方法として、人間の主体的あり方を問題とし、行為者の見地に立って、人間の内的側面を明らかにしようとするH. Blumerが提唱するシンボリック相互作用論の視点を踏まえ、家族を能動的立場からとらえ、その経験を明らかにすることに取り組んでいる。

主な研究業績、研究活動

・手術を受ける患者の家族に関する研究
・口唇口蓋形成術を受けた子どもの母親の経験、日本看護研究学会雑誌、33(4)、2010
・手術室看護師による家族への看護に関する文献検討:過去10年間の文献から、日本手術看護学会誌、5(1)、2009


氏名 太田 里枝(助教 / アドミニストレーション修士)

専門領域(分野)

「老年看護学」
高齢者は知識・技術を持った人生経験豊かな人々であり、私たちが尊敬し学ぶべき存在である。そのような方々を援助の対象とする老年看護では、加齢によるさまざまな変化をマイナスに捉えるのではなく、その人の今まで生きてきた生活歴を大切にし、より質の高い生活が維持できるように個人を尊重することが重要となる。また、高齢者を取り巻く社会も日々変化しているため、高齢者に関連した法律や福祉などを理解することも必要である。
私は高齢者が、介護が必要になっても地域で生活を継続していくためにどのような援助(フォーマル、またはインフォーマルなサポート)が必要であるかについて研究している。高齢者が地域で安心して生活していくために必要なものとは何かを学生とともに考え、学んでいきたい。

主な研究業績、研究活動

・高齢者の介護を担う家族の負担感に関する研究
・ケア職種を希望する学生や看護師の介護家族への認識や役割期待に関する研究
・就業する高齢者の健康管理に関する研究


氏名 中島 富有子(助教 / 看護学修士)

専門領域(分野)

「精神看護学」
ストレス社会である現在、精神のコントロールを失いやすく、生活にさまざまな影響を受け悩んでいる人が増えている。精神的な問題を抱えることはつらいことであり、私は、そういった人々が安らぎ、精神的な健康生活を取り戻すための看護をめざし研究している。特に精神障害者は、病気による苦痛とさらに社会からの偏見に苦しめられている。私は、これまで、精神障害者に対する「偏見」の研究を行ってきた。現在、社会復帰に必要とされる「リカバリー志向を高める看護」の研究に取り組んでいる。
こういった研究をふまえながら、精神の働きが生活に及ぼす影響に焦点を当て、人のつらさに共感し適切な精神看護ができる人材の育成に努力している

主な研究業績、研究活動

・看護学生の持つ不安傾向とストレスに関する研究
・看護学生の精神障害者への偏見に関する研究
・精神看護学実習の学習に関する研究
・看護者の統合失調症患者に対する偏見の研究
・産後うつ病に関する研究


氏名 田出 美紀(助教 / 看護学修士)

専門領域(分野)

「母性看護学」
母性看護学では、女性の生殖機能に関係する健康問題や胎児・新生児の健康問題を扱い、その健全な経過や良好な母子関係が確立できるよう援助する方法や技術を研究教育している。
女性のライフサイクルにおける母性の特性をふまえ、母性としての機能が健全に発揮できるよう、女性の一生を通じてはたらきかける看護を実践し、探求する。加えて、次世代の健全な育成を支援するために母子を取り巻く家族をはじめとし、医療機関および地域社会へと連結していく母性看護の機能を実践し、研究する領域である。

主な研究業績、研究活動

既婚男性の避妊に対する意識と行動を明らかにし、生殖充実期の生殖ヘルスケアの在り方を探求するなど、受胎調節・家族計画を中心とした性教育に関する研究を行っている。


氏名 山口 淑恵(助教 / 医学博士)

専門領域(分野)

「地域看護学」
地域看護では、地域の生活者の視点に立ち、個人や家族のライフサイクル・健康レベルに応じた多角的な看護サービスを展開している。主な活動の場は、行政、産業看護、学校保健等がある。そのため、対象を個人や家族、集団、地域全体として捉えて健康課題を解決する能力や、地域の生活者としての視点を養うことが必要となる。また、激変する社会情勢に対する行政機関の施策や、地域住民の組織活動、民間の医療福祉施設の活動を学習し、集団の健康管理や疾病予防、健康増進に役立てるための学習が必要である。私は、産業看護、市町村、保健所での保健師活動の経験を活かして、学生自身が現場での発見を発展させて地域看護過程の展開を考えることが出来るようにサポートしていきたいと思っている。

主な研究業績、研究活動

・『中高年女性労働者の健康支援におけるエンパワーメント指標の有用性』久留米医学会雑誌 (単著)
・『中高年女性に対する健康づくり事業における体脂肪率別にみた検査値・生活習慣の変化』日本職業災害医学会誌(筆頭、共著)
・『地域包括支援センターの基本機能に関する質的研究による課題の抽出』日本看護福祉学会誌(筆頭、共著)
・『子ども虐待と周産期看護の役割』周産期医学 (共著)
・地域包括支援センターにおける業務の現状および個人特性・労働環境と職業性ストレスとの関連(単著)


氏名 森中 惠子(助教 / 看護学修士)

専門領域(分野)

「地域看護学」
看護の分野でも地域看護学の領域は広く、そこで活躍する保健師の場は市町村などの行政や工場や会社などの産業の場、また学校など多岐にわたっている。そして、健康人から疾病を持った人、即すべての人を対象に健康支援活動を行っている。そのためには、人に関するすべての学問領域の知識が要求されるので、統合的な観点から人を観察し理解できる能力を養わねばならない。そのうえで、看護の専門性を活かし健康を支援する能力をもった保健師の育成をめざしたい。

主な研究業績、研究活動

・産業保健活動の展開と実践
・THPにおける心理相談員活動の実践
・タイ国のプライマリーヘルスケアの効果について、農村の住民健康調査の研究
・病院看護職のストレス調査によるヒヤリハット体験の研究
・臨床心理学領域で精神科疾患の患者をもつ家族の支援を研究中


氏名 井ノ上 梢(助教 / アドミニストレーション修士)

専門領域(分野)

「在宅看護論」
在宅看護の対象となる療養者は、健康障害の程度も疾病の予防的なケアから治療・回復過程や終末期の方などあらゆる健康レベルの方であり、小児から高齢者までとさまざまな年齢の方への看護活動である。また、療養者のみでなく、療養生活を支える家族も看護に対する不安や健康課題を抱えている場合もあり、在宅看護は療養者とその家族を対象に看護を提供する特徴を持っている。そのような中、看護活動を行う際、療養者や家族が安心して、その人らしく生活できるように支援することが大切であると考える。そのためには、専門的知識や技術のみでなく、「自宅」という限られた環境の中で、個別性に合わせてケアの工夫を行いながら支援する応用力も求められている。
また、近年では、在宅での看護活動のみでなく「自宅へ帰りたい」という方が病院から在宅移行する時の退院支援や療養支援の際に、訪問看護師が中心となり、主治医や病棟看護師と連携・協働するといった継続看護の役割も求められてきている。
私は、在宅看護での学習や実習を通して、療養者や家族が望む在宅での生活を継続して営むことができる具体的な看護活動を学生の皆さんと共に考え、質の高い在宅療養生活の実現を目指す看護師の育成に努めたいと考えている。

主な研究業績、研究活動

・介護者の介護状況と介護負担感に関する研究
・終末期療養者を在宅で看取った家族の介護状況と訪問看護師の役割に関する研究
・急性期病院における退院調整の現状と病棟看護師の役割に関する研究