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教育の特色

福岡東医療センターに隣接という恵まれた学習環境

福岡東医療センターや古賀市などと連携して充実した学びの環境を提供

航空写真

福岡都市圏東部の古賀市に位置する福岡女学院看護大学。学び舎は福岡東医療センターと同じ敷地にあり、緑豊かなのびのびとした環境を確保しています。国立病院機構との連携で充実した実習量と質の高い実習を実現する体制が用意されています。
福岡東医療センターは地域医師会・古賀市・新宮町の行政、消防署とともに「地域医療を考える会」や「粕屋北部在宅医療ネットワーク」を立ち上げており、住民の健康管理や教育、在宅医療や独居老人への支援などの福祉に力を入れている地域です。そのため、より実践的な地域医療を学べる環境が整っています。また、地元の人への育児相談や子育て支援活動も行う予定なので、さらに豊富な経験ができます。

福岡東医療センターとの連携

[写真]左から福岡女学院看護大学徳永初代学長と福岡東医療センター・上野院長

国立病院機構の病院と、ミッションスクールと呼ばれる私立伝統校との連携は、全国でも最初の試みです。東医療センターの敷地内に病院と隣接して新築され、同センター院長の上野道雄氏をはじめとする医師や看護師たちの全面的な協力を得られることは、本学の学生たちの臨地実習などで大きなメリットとなるでしょう。
さらに卒業後にも、同機構系諸病院へ就職上のメリットも期待できます。

ヒューマンケアリングを実践する教育特色


福岡女学院看護大学では 『ヒューマンケアリング』 を実践できる看護職者を育成することを目的としたカリキュラムを編成し、徹底した人間愛の教育と実践を支える高度な看護学・医学の知識・技能習得をめざしています。


看護教員を中心に、医師、看護師の三者討議によってつくりあげられた実践的かつ広角度なカリキュラムで心と知識と技術、3つの能力を身につけた看護職者の育成をめざします

討議風景

開学準備の頃、松岡綠 初代学部長を中心に連携先の福岡東医療センターの医師、看護師と、より実践的かつ専門的教育を実現するためのカリキュラムが医療現場一体となって討議されました。

ヒューマンケアリング
1
看護職者としての意識を高め、基本の心構えを養う『建学の理念』。本学の建学に携わった経験豊かな医療現場の第一人者を講師陣に迎え、オムニバス形式で講義
『建学の理念』の授業を通して、専門知識・技術を身につけるとともに愛をもって患者や地域の人々を支える看護職者を育成します。医療現場の第一線で活躍する講師陣が「看護の心」をさまざまな角度から指導。本学学長はじめ学部長、福岡東医療センター院長や九州医療センター名誉院長など多彩な講師陣による講義は福岡女学院看護大学ならではの内容です。
2
患者との信頼関係を築くためのコミュニケーション能力アップをはかる科目を設置
患者にとって、もっとも身近で頼りとなる看護師は、患者の心身のケアを行うだけでなく患者の声を医師に伝える重要な役割を担います。患者と看護師、医師との信頼関係を築くために本学では心理学系科目やコミュニケーション・リテラシーなどの科目を設置。言葉遣いや行動など実践を通して学習します。また外国人患者にもヒューマンケアリングの精神に沿った看護ができるよう英語の授業『Basic Medical English』なども、より実践的な内容としています。
3
現役の専門医師による『病態・疾病論』の授業が充実
医師との十分な連携をはかり、適切なケアを行うためには看護師として医学の知識も必要です。循環器や呼吸器、神経、感染症など各分野専門の現役の医師による講義をⅠ~Ⅵまでと多く設けているのも本学の教育特色です。病気の成り立ちと回復過程、検査や治療について理解し、看護実践に活用できるようにし、臨地実習へのスムーズな導入を図ります。
4
実践的チーム医療を体験しながら学べる質の高い実習
1年次の看護学概論・学外研修では看護の対象者が個別の生活者であることを理解し、看護職者に必要な姿勢や態度を学びます。連携先の独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センターでは看護学生と看護師長、医長といった医療現場の専門家が患者の病態や人間像を討議。明確な患者像の把握と問題解決にいたるまで流れを理解できるよう質の高い実習システムを整えています。
5
地域社会と連携した医療計画や保健活動に参加
地元市町村の自治体組織との協働を通して実践的な公衆衛生看護学、在宅看護を体験できるような体制をとっており、地域社会への貢献にも努めています。また、健康管理、育児相談、子育て支援などにも力を入れ、母体の福岡女学院がもつ豊富な経験も生かします。