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実習レポート

看護学科学生
3年次は8月にステューデントナース認証式を終えると臨地看護実習が始まります。学内で学んだ、看護職者が習得しなければならない3つの能力「知識・技術・態度」を臨地看護実習で統合し、人に適応した看護実践能力を高めていきます。本学では、「ヒューマンケアリング」を実践できる看護職者の育成を教育理念としています。このヒューマンケアリングの理念のもと、病気をもった人を理解し、患者さんの話に耳を傾け、共感・受容し、患者さんから必要とされる看護職者になるべく今年6月までの臨地看護実習を通して成長していく1期生(現・4年生)の姿を紹介します。

Report1

【実習領域】成人看護学(慢性期)

患者さんを知ることで本当に必要なケアが見えました。

看護学科学生

循環器科の患者さんを3週間担当しました。最初の1週間は指導者の方と一緒に、残り2週間は私だけに任せていただきました。毎日のバイタルサインの測定からリハビリの準備、身の回りのケアを重ねる中で、少しずつ病気に対する理解が深まり援助の方法もわかるようになりました。ちょうど、その方の退院の時期だったため自宅での注意点などを記したパンフレットを作ってお渡ししたら、とても喜んでいただけて嬉しかったです。実習を行うたびに反省点がありますが、毎回先生にどうすれば良かったのか相談して、次に生かせるようにしています。


Report2

【実習領域】老年看護学

幅広い看護師の仕事は色々な知識や経験が必要と実感。

看護学科学生

慢性呼吸不全の患者さんを担当しました。意識レベルが低下していてコミュニケーションが難しく不安になることもありましたが、授業で習った「人は鏡」という言葉を思い出し、明るい気持ちが伝わるように接することを心がけました。病状が不安定で、知識がないと何が起きているのか予測できないことも、日頃の学内で学んだ内容を思い出し、対応できました。看護師の仕事はケア以外にも家族の相談から整髪まで幅広いもの。闘病中、少しでも快適に過ごせるよう、心地よく整髪するための経験や知恵も大切だと実感しました。

Report3

【実習領域】母性看護学

学んできた多くのことが、カタチになった毎日です。

看護学科学生

2週間の実習で、外来を見学し入院患者さんを受け持ちました。出産の現場は展開が早く、指示を守った確実な処置が大切。刻一刻とケアも変わるので必要な情報量が多いのですが、大学で実践的な学習をしていたためスムーズに理解できました。受け持った患者さんの不安を聞く際には「心理学」の授業でのロールプレイングなど、学んだことを生かしながら安心して出産できるようケアを心がけました。先生と病院の指導者の方が、なるべく多くの体験ができるようにとご配慮くださったので大変貴重な実習期間になりました。

Report4

【実習領域】小児看護学

なぜそのケアをするのか改めて考えました。

看護学科学生

小児看護学実習で、呼吸器の病気をもった子どもの看護を経験しました。子どもは年齢によって言葉の理解や動きが違うことを学び、学内で聴診の仕方も演習して実習に臨みました。バイタルサイン(脈拍、呼吸、体温、血圧)の測定は業務のひとつと考えていたように思います。実際に病棟の子どもたちとかかわり、言葉を交わしながら技術を実践するうちに、これが必要なケアだと実感することができました。「病気を治すために入院している患者さんにできることを考える」。看護師として大切な心構えを学んだ実習でした。

Report5

【実習領域】地域看護学

新たな看護の視点の「気づき」がありました。

看護学科学生

▲施設での歯磨き指導に、自分たちで作ったプリントを配付しました。

保健師の方の、家庭訪問に同行したり精神障害者の作業所での健康教育、各課の課長さんによる講義などを受けたりして、3週間でさまざまな経験をしました。県の保健師は、データから地域全体の健康状態を把握し、より良くするための対策を行うのが仕事のひとつ。実習中は「保健統計学」で学んだデータの読み取りも役に立ちました。今まで病院で行ってきた実習とは全く違う仕事内容の中、改めて気づいたのは患者さんが帰って行くのは「地域」だということです。それは看護職者として新たな視点とやるべきことを知る、大切なきっかけになりました。

Report6

【実習領域】在宅看護

看護職者をめざす上での視野の広がりを感じます。

看護学科学生

在宅看護は、赤ちゃんからお年寄りまで患者さんがおられるので、さまざまな知識が必要です。事前にカルテで患者さんの状況を予習する時には教科書や辞書を参考にしました。また、看護の提供の場が在宅となると、お風呂の形やベッドの場所など一人ひとり環境が違います。そこで必要なのが、基礎を踏まえた応用力です。授業で学んだことを思い出しながら、患者さんが心地よく暮らせるケアを考えました。今までは患者さんの病気に重きを置いてきましたが、今回の実習で「その方に今、必要な看護」を考えることができ、視野が広がったと思います。

Report7

【実習領域】精神看護学

患者さんから自信をつけてもらいました。

看護学科学生

私が実習で訪れたのは、精神疾患と身体疾患が合併した患者さんがいる閉鎖病棟でした。鍵のついた扉に最初は少し構えましたが、それは患者さんを守るためのもの。病棟内は落ち着いた雰囲気でした。担当した患者さんは最初、話しかけても反応がなく悩みましたが、看護師さんや実習仲間に相談しながら接し方を変えると、徐々にコミュニケーションが取れるようになりました。患者さんに私の方が自信をつけてもらった体験でした。また、薬による副作用など、学習していたので気づけたこともあります。これからもどんどん学び、未来に生かしていきたいと思います。