カリキュラム
カリキュラムポリシー(教育課程の編成方針)
本学の教育課程はヒューマンケアリングを中心概念に置き、「キリスト教に基づく豊かな人間形成」「看護の知識と実践力、チーム医療」「科学的思考と問題解決能力」「環境・健康・福祉」「地域への貢献、国際社会への対応」の5つを構成要素にし、基礎分野、専門基礎分野、専門分野、統合分野の講義内容が段階的・有機的に理解できるように編成しています。
新入生に対しては、入学前の学習準備状況にあわせた看護学の導入プログラムを置き、基礎分野では、看護職者としての基盤を築くために必要な幅広い教養、コミュニケーション能力、人間の尊厳、倫理観を醸成する科目を配置しています。
専門基礎分野では、科学的な看護を実践するために必要な知識や技術の基盤となる『人体の科学』、『疾病の成り立ちと回復』、『生活者の健康』の科目を配置、専門分野では、『基礎看護学』、『成人・老年看護学』、『母性・小児看護学』、『精神看護学』、『公衆衛生看護学』の各看護学を講義→演習→実習へと段階的に配置して看護実践力の育成を目指しています。各看護学の臨地実習では、知識と技術を統合し、ヒューマンケアリングを実践できる看護職者の育成を目指し、さらに、統合分野では、「在宅看護学」、展開科目に「卒業研究」、「災害看護」、「国際保健学」、「看護管理学」などを配置し、卒業後も継続して医療の動向や国際的視野から看護学の探究ができる学生の育成を目標としています。
豊かな人間性を養う教養科目と、徹底した専門科目で構成
ヒューマンケアリングの概念のもと、柔軟で幅広い視野を身につけるための教養科目。 そして、看護職者として必要な、看護と医療の知識や技術を習得するための専門科目。 それぞれの科目をバランス良く配し、本学独自のカリキュラムを構成しています。
◆1年次:学外研修で看護活動の場を見学
「看護学概論」の授業の学外研修では、病院や老人保健福祉施設などを見学します。早い時期から看護活動の場を目にすることで、看護の機能や看護の対象について見識を深められます。◆2年次:参加型カリキュラムで自律性を養う
講義だけでなく、演習や実習などを数多く配置。学生自身が考え、判断し、行動に移す「参加型カリキュラム」を導入し、自律性や行動を養います。
◆3年次:看護学実習を行うのは約50の多彩な実習施設
7種類の実習を、1名~数名のグループ単位で看護対象などに応じて行っています。約50の実習施設で柔軟な現場対応力を磨きます。◆4年次:支援システムの充実で国家試験100%合格へ
学内に、独自の国家試験対策委員会を設置。全員合格を目標に、徹底した支援・指導システムを整え、万全のサポート体制で取り組んでいます。カリキュラム一覧(履修モデル)
保健師助産師看護師学校養成所指定規則の改正に伴い、本学では2012年度入学生から保健師課程に選択制を導入しています。
●印の科目は必須科目▲印の科目は選択科目
■基礎分野[キリスト教と文化]●建学の理念●キリスト教学入門 ▲キリスト教の歴史と倫理 ▲音楽 ▲文化人類学 ●生命倫理 [人間と社会]▲生物と地球環境●人間の発達と心理 ●人間関係論 ▲社会福祉学 ▲ボランティア活動論 ▲教育方法論 ●食生活論 ▲法学(日本国憲法を含む) ▲体育 [コミュニケーション]●コンピュータ・リテラシー▲情報処理演習 ●Basic English ●Basic Medical English |
■専門基礎分野[人体の科学]●生命科学●生化学 ●人体の構造と機能Ⅰ(解剖学) ●人体の構造と機能Ⅱ(生理学) ●薬理学 [疾病の成り立ちと回復]●病理学概論・総論●病態・疾病論Ⅰ [生活者の健康]●カウンセリング論●健康と栄養 ●セルフケア論 |
■専門分野ー 専門分野Ⅰ ー[基礎看護学]●看護学概論●看護理論 ●ヒューマンケアリング論Ⅰ ●基礎看護学方法論Ⅰ ●基礎看護学方法論Ⅱ ●フィジカルアセスメント ●家族看護論 ー 専門分野Ⅱ ー[成人・老年看護学]●成人看護学概論[公衆衛生看護学]●公衆衛生看護学概論 |
■基礎分野[コミュニケーション]▲English Presentation▲Communication in English ●English for Nursing ●コミュニケーション・リテラシー |
■専門基礎分野[人体の科学]●微生物学・感染学[疾病の成り立ちと回復]●病態・疾病論Ⅱ●病態・疾病論Ⅲ ●病態・疾病論Ⅳ ●病態・疾病論Ⅴ ●病態・疾病論Ⅵ [生活者の健康]●公衆衛生学・疫学●保健医療福祉行政論 ●保健統計学 ●健康教育論 ●臨床心理学 |
■専門分野ー 専門分野Ⅰ ー[基礎看護学]●ヒューマンケアリング論Ⅱ●基礎看護学方法論Ⅲ ●看護過程 [臨地実習]●基礎看護学実習 ー 専門分野Ⅱ ー[成人・老年看護学]●成人看護援助論Ⅰ●成人看護援助論Ⅱ ●老年看護学概論 ●老年看護援助論 ●リハビリテーション看護学 [母性・小児看護学]●母性看護学概論●小児看護学概論 [精神看護学]●精神看護学概論●精神保健看護論 [公衆衛生看護学]●公衆衛生看護学Ⅰ(保健活動・保健指導の基礎) |
■統合分野[在宅看護論]●在宅看護論Ⅰ[展開]●医療安全管理論 |
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■統合分野[在宅看護論]●在宅看護論Ⅱ[展開]●看護研究入門●災害看護 [臨地実習]●在宅看護実習 |
※印は、3年後期~4年前期にかけて行われる実習
■専門基礎分野[生活者の健康]▲音楽療法 |
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■統合分野[展開]●ヒューマンケアリング論Ⅲ▲国際保健学 ●看護管理学 ▲看護の歴史 ▲緩和ケア ▲看護学特論 ▲総合看護演習 ●卒業研究 [臨地実習]●在宅看護実習 ●看護学総合実習 |
※印は、3年後期~4年前期にかけて行われる実習