授業での田植え

原口芳博先生より、
ご担当の授業「フィールドワークF」についての
新たなニュースが入りました。
以下は、先生から届いた写真と文章です。
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6月30日 「田植え」をしました。
フィールドワークF(いのちと水)の授業で、
餅米の田植えをしました。
当日は生憎の雨で、それも豪雨交じりの雨模様でしたので、
田植えができるか心配しましたが、行いました。

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学生たちは初めて、
田植え足袋(膝下まである二股のゴム長靴)を履き、
それにレインコートを着るという出立でした。
そうして腰をかがめ、
昔ながらの「手植え」で行いました。
それは片手に苗を10束ほど持ち、
もう片方の手で苗を一束千切って立ち、
掛け声を合図に、田圃の幅一杯に張られた紐につけられた赤い印の所に、
後ろに下がりながら、一束づつ植えていくという動作の繰り返しです。

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その指導は、JA福岡市曰佐青年部の方々にしていただきました。
学生は、始めはおぼつかない植え方をしていましたが、
やり始めると徐々に慣れて、手つきも良くなりました。
それにつれて「苗下さい!」とか
「苗お願いします!」という声も力強くなり、
頼もしくなったのには感心しました。

しかしながら、最後まで大変だったのは、
水が張ってあり、ぬかるんでいる土から足を抜いて、
次の所にうまく足を入れることでした。
うまくやらないと、苗を植える所に足で開けた穴ができるので、
その穴を手で埋めてからでないと、
苗を植えられなくなることでした。

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このように学生は苦労しながら、
全身を使って、田植えをしました。
やり終えてやっと腰をゆっくりと伸ばすことができました。
そうして自分達の植えた苗を見回すと、
雨が降ってはいましたが、
そこには緑の苗が直線上に並んだ様が見え、
また田圃の水面に苗の緑が映え、
苗が風にそよぐ景色が立ち現れていました。
そこには疲れを感じてはいるものの、
やり通したという充実感で、
その景色に溶け込んでいる学生がいました。
そして学生から「面白かった」「楽しかった」という
感想が聞け、こちらも嬉しく感じました。
後は、田圃の雑草の手入れをし、
苗の成長を見守りながら、
10月末の「稲刈り」を楽しみにしています。
今年も250キログラムは、収穫できるようにと願っています。

HP担当者 | カリキュラム/授業 | 03:48

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