カリキュラム/授業

卒業研究発表会授賞者決定

  人間関係学部に所属する有志教員による心理学系卒業研究発表会が、2月1日に開催されました。今年度は、初めての試みとして、投票によって優秀賞を決定することにしました。その結果が下記のように発表されました。
  表彰式は、3月10日(水:卒業礼拝日)の13:00からです。いずれの賞にも有志教員私費による副賞が準備されているとのこと。さて、その中身は何でしょうか。

*最優秀賞*
  各賞すべての総合票が最も多かった研究
    山下 しおり  「ポジティブな目標フレーミングは効果をもつのか」

*優秀賞(各賞)*
  社会的意義賞:社会や人の役に立ちそうな研究
    伊藤 友紀    「日本の裁判員制度における裁判員の心理学的負担に関する研究
  独創的着想賞:人に話したくなるような研究
    原田 愛子    「ジブリ作品の魅力
  努力賞:時間と労力をかけていそうな研究
    福田 春菜    「青年期における「共感経験」と「現実の友人関係スタイル」
                   からみる不適応との関連」
  プレゼン賞:きれいで見やすく、わかりやすい研究
    二石 綾子    「女子大学生の友人とのつきあい方が孤独感に及ぼす影響について」

*奨励賞(特別枠)*
  総合10票以上獲得、残念ながら各賞・最優秀賞には漏れた者
    瀬内 逸美    「共感覚が人間関係に及ぼす影響」
    頼永 真由美  「女子大学生におけるふれあい恐怖心性の発達課題」
    内藤 有紀    「女子学生における感情表出コーピングが及ぼす影響」
    勝木 依子    「ユニバーサルデザイン」
    髙橋 梓      「成人ADHDにおける心理療法の可能性」
    堺 美優紀    「犯罪被害者の実名・匿名報道に関する研究」
    樫村 香那子/山口 奈津希「大学生活における生活充実度
                             ―学科内比較―(共同発表)」
    満生 理絵    「他者による評価を気にする者の特徴」

投稿者: HP担当者 日時: 2010.03.08 Monday 8:54 PM

小学校でのサポート活動が毎日新聞に

1月14日のブログに掲載しています「小学校でのサポート活動」が毎日新聞に取り上げられ、今日(2010年2月20日)の朝刊に載りました。
機会があれば、図書館等でご覧ください。
なお、残念ながら写真を観ることはできませんが、インターネットで「特別支援教育 福岡女学院」をキーワードに検索なさると記事の本文を読むことができます。

心理学科は、これからも社会と結びついた教育を展開していきたいと思います。

※写真は、奇先生が毎日新聞社の方に取材を受けた日の様子です。
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投稿者: HP担当者 日時: 2010.01.31 Sunday 5:22 PM

卒業研究発表会開催予告

今年も有志教員による「2009年度 心理学系卒業研究発表会」が開催されます。

発表見学は、どなたでも可能です。
興味がある方は、いらっしゃってはいかがですか。
詳細は以下のものです。

会がどのようなものか、お知りになりたい方は、過去の記事をご覧ください。
昨年行われました会の様子や、発表タイトルを知ることができます。

以下は、今年度の卒業研究発表会の詳細です。

日時    :2009年2月1日(月) 12:45-14:45(10:00~15:30)
会場    :福岡女学院大学 4号館 422教室
発表者  :下記指導教員のゼミに所属する学生
            安中康子、藤村まこと、原口芳博、重橋のぞみ、奇恵英、牧正興、
            大野博之、大里大助、佐野幸子、米川勉(abc順)
発表方法:パネル
            前半(12:45-13:45):発表番号奇数の発表
            後半(13:45-14:45):発表番号偶数の発表
            ※発表者、発表番号および発表題目一覧は、
              当日配布します。

投稿者: HP担当者 日時: 2010.01.31 Sunday 5:22 PM

社会と繋がる心理学科:小学校でのサポート活動

 

心理学科では近隣の小学校と提携を結び、
主に3年生で希望する学生を小学校に派遣し、
担当クラスの子ども達の学習や仲間関係作りのサポートをします。

参加学生は小学校現場で素晴らしい出会いと学びを得、
対象小学校からは大きな助けになるとの高い評価を得ています。


 

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       個別指導が必要な生徒のお手伝い

 

 

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      理科の授業で太陽観察中

投稿者: HP担当者 日時: 2010.01.14 Thursday 5:49 AM

授業での稲刈り

重橋のぞみ先生より、
ご担当の授業「フィールドワークF」についての話が入りました。
以下は、先生から届いた写真と文章です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

10月20日にフィールドワークの授業で「稲刈り」を行いました!

6月の「田植え」から4ヶ月が経ち、豊かに実った稲を学生達が収穫しました。当日は天気が良く、気持ちよく稲刈りを行うことができました。慣れない作業にはじめは戸惑う姿も見られましたが、段々と作業能率もあがり、授業の時間内で全部を刈り取ることができました。

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稲刈りを順調に行うことができたのは、稲の刈り方についてJAの方達が丁寧に楽しく指導してくださったおかげです。JAの皆様ありがとうございました!

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福岡女学院人間関係学部では、フィールドワークにおいて食物を育て、土に触れることを通して、「いのち」を感じ・考える授業を行っています。「田植え」や「稲刈り」を自らが行うことは、学生達にとって貴重な体験となっています。食物に対する「感謝」の気持ちを感じながら、実際に収穫したもち米を頂くのは、12月の「餅つき」まで待つことになります。「餅つき」を行う日を受講者は皆、心待ちにしています。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.10.24 Saturday 10:08 AM

ゼミ紹介:重橋のぞみゼミより

重橋のぞみ先生より、4年生のゼミ活動についての話が入りました。
以下は、先生から届いた写真と文章です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

4年生が卒業研究作成のための質問紙調査を行いました!

4年間心理学科で学んだことをいかして、現在4年生は卒業研究に取り組んでいます。それぞれが興味・関心ある研究テーマを選択し、心理学の研究方法によって実証的な研究を行っています。調査のためのアンケートを各自が作成し、9月末には調査を行いました。以下は、アンケート調査を実施した4年生の感想と、その時の様子です。

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「大勢の人の前で説明しながらデータをとることは初めてだったので緊張しましたが、貴重な体験ができて良かったです。」
「何もかも初めてのことで戸惑いましたが、一生懸命頑張りました。」
「初めて大勢を前にして調査をするということで、とても緊張しました。貴重な時間を割いてもらうため、調査を無駄にしないように、わかりやすくかつ積極的に取り組んでもらうためにはどうすれば良いかという点に苦労しました。」
「今までは自分達が質問紙に回答する側でしたが、今回は実施する側になって、はじめて先輩達の大変さがわかりました。」

投稿者: HP担当者 日時: 2009.10.08 Thursday 5:07 PM

授業紹介:経済社会の基礎知識

岩下伸朗先生より、担当授業「経済社会の基礎知識」についての話が入りました。
以下は、先生から届いた写真と文章です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

心理学科には「経済社会の基礎知識」という授業が設置されています。というのも,とりわけ「キャリア心理」や「生活心理」の諸分野を学んでいくにも,まずは社会や経済にかんする基本的な知識が必要だからです。その一環として今年度は,日々働き生活している方々の様子や企業活動の一端を具体的に観察してもらうために,小学生以来?かもしれない工場見学を,学外1日バスツアーとして去る7月30日(木)の終日をかけ実施しました。

 見学先は,工場見学の定番でもある「日産自動車九州工場」がひとつ。いまひとつは,水回りの「TOTO小倉第2工場」です。参加学生の多くは,大学生としてあらためて工場見学するとまた気がつくことも多かったようです。

 両工場間移動の折には,九州最大の前方後円墳ともいわれ「三角縁神獣鏡」が多く出土している「石塚山古墳」にも立ち寄ってきました。その際,駐車場の確保で,苅田町役場総務課のご協力も頂きました。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。

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工場見学についての参加者の感想については,また第2段としてこのホームページでご披露しようと思います。今回はその概要を写真でご紹介しておきます。(もっとも工場内は残念ながら企業秘密のため撮影禁止でしたが。)

投稿者: HP担当者 日時: 2009.08.11 Tuesday 4:26 PM

卒業生の活躍:文屋敬ゼミの場合

文屋敬先生より、ゼミや卒業生の話が入りました。
以下は、先生から届いた文章と写真です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  私のゼミでは社会学者の思想社会学の理論を勉強します。「人間の行動について、当然だと考えられていることに疑問をもつ」、「何かと何かの関係に着目すること」を基礎的な視点として習得するように指導しています。社会学は私たちの日常生活に有用な学問です。だから卒業後も社会学的な視点を日常生活のなかで生かすように伝えます。

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 さて社会学を勉強した卒業生たちですが・・・。卒業後、勉強を続けている人が少なくありません。
 ある人は紆余曲折をへて別の大学の大学院(医学部)に進学し、博士課程に在籍しながら社会福祉施設で働いておられます。NHK総合で放送中の「プロフェッショナル」にも紹介された認知症患者のグループホームでも働いておられました。そして現在、そうして経験をもとに博士号を取得するために研究されています。
 別の卒業生は、卒業後いったんは就職されましたが、その後、看護学校に入学して資格を取得し、看護師として働いておられます。卒業論文で研究されていたことも続けられているようです。
 ある卒業生は卒業研究で、社会学の視点を利用した演劇の脚本を書き、演劇部の協力の下で公演しました。卒業後、イベント会社で働きながら、演劇の勉強を続けておられます。  あるゼミ生は、「あしなが育英会」や「NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンク」などの団体が行っている自殺者の遺児支援の活動に参加しています。そして卒業研究では「自殺」についての研究を行いました。こうした活動が認められ、日本学生支援機構が行っている平成20年度優秀学生顕彰事業の社会活動部門で大賞を受賞されました。  どの卒業生も勉強を続けられています。多くの大学生が卒業後、仕事におわれて勉強をする気にもなれなくなります。でも学生時代に勉強することが「楽しい」という体験をすると、卒業後も勉強を続けることができます。もう一度、「楽しい」体験をしたいからです。
 私のゼミは多くの書籍を読まなければなりません。発表もあり、レポートもあります。けっして楽なゼミではありません。それでも精一杯勉強して、何か新しいことを知った時、ゼミ生たちは楽しいとか、嬉しいとか感じるようです。私はこれからもそうしたゼミにしていきたいと考えています。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.07.08 Wednesday 5:21 PM

授業での田植え

原口芳博先生より、
ご担当の授業「フィールドワークF」についての
新たなニュースが入りました。
以下は、先生から届いた写真と文章です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

6月30日 「田植え」をしました。
フィールドワークF(いのちと水)の授業で、
餅米の田植えをしました。
当日は生憎の雨で、それも豪雨交じりの雨模様でしたので、
田植えができるか心配しましたが、行いました。

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学生たちは初めて、
田植え足袋(膝下まである二股のゴム長靴)を履き、
それにレインコートを着るという出立でした。
そうして腰をかがめ、
昔ながらの「手植え」で行いました。
それは片手に苗を10束ほど持ち、
もう片方の手で苗を一束千切って立ち、
掛け声を合図に、田圃の幅一杯に張られた紐につけられた赤い印の所に、
後ろに下がりながら、一束づつ植えていくという動作の繰り返しです。

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その指導は、JA福岡市曰佐青年部の方々にしていただきました。
学生は、始めはおぼつかない植え方をしていましたが、
やり始めると徐々に慣れて、手つきも良くなりました。
それにつれて「苗下さい!」とか
「苗お願いします!」という声も力強くなり、
頼もしくなったのには感心しました。

しかしながら、最後まで大変だったのは、
水が張ってあり、ぬかるんでいる土から足を抜いて、
次の所にうまく足を入れることでした。
うまくやらないと、苗を植える所に足で開けた穴ができるので、
その穴を手で埋めてからでないと、
苗を植えられなくなることでした。

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このように学生は苦労しながら、
全身を使って、田植えをしました。
やり終えてやっと腰をゆっくりと伸ばすことができました。
そうして自分達の植えた苗を見回すと、
雨が降ってはいましたが、
そこには緑の苗が直線上に並んだ様が見え、
また田圃の水面に苗の緑が映え、
苗が風にそよぐ景色が立ち現れていました。
そこには疲れを感じてはいるものの、
やり通したという充実感で、
その景色に溶け込んでいる学生がいました。
そして学生から「面白かった」「楽しかった」という
感想が聞け、こちらも嬉しく感じました。
後は、田圃の雑草の手入れをし、
苗の成長を見守りながら、
10月末の「稲刈り」を楽しみにしています。
今年も250キログラムは、収穫できるようにと願っています。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.07.03 Friday 3:48 AM

卒業研究のテーマ:4年生のゼミ活動

「ゼミ」という言葉を知っていますか?
大学案内などで見かけながらも、「何かしら?」と思っている人も少なくないでしょう。
ゼミは、ドイツ語のゼミナール(Seminar)、英語のセミナー(Seminar)の略語です。
大学では、少人数のクラスにて、先生を含めた受講生同士が協力しあって、
勉強したり、研究したりする授業のことを指します。
心理学科では、3年次の人間関係学演習と、
4年次の卒業研究という授業がゼミにあたります。
人間関係学演習も卒業研究も、様々な特色をもった沢山のクラスに別れています。
そこで、それらを区別するために、指導教員の名字をつけて○○ゼミと呼びます。
このゼミは、もっとも大学らしい授業のひとつと言えるでしょう。

ところで、心理学科の4年次ゼミでは、各自が卒業研究を行うことになっています。
梅雨に入ったこの時期、
4年生は、そろそろ卒業研究のテーマを決めなければなりません。
「あれもしたいし、これもしたい…。」「面白そうだけれど、難しそう…。」
いろいろ悩んでいる最中です。

昨年度の卒業研究タイトル(一部)を紹介しましょう。
あなたなら、どんなテーマを選びますか?
  *****************************************************************************
   *キャリアにおける印象形成についての男女差
   *女子大学生の就職活動における理想と現実の統合過程について
   *リーダーシップに影響を与える特性要因
   *服装についての心理学的研究個人特性と着装意識の関連について
   *大学生の海外ボランティアによる心理学的研究
   *職務満足とストレスに影響を及ぼす様々な要因
   *企業イメージをコーポレートカラーで伝える-企業ロゴの業種別調査-
   *達成動機理論と社会的影響の関係について
   *気晴らしの効果に影響を与える個人特性と認知
   *SARTの適用による動作への気づきとその変化
   *介護者と介護ストレス―介護ストレスの要因と軽減方法―
   *家族機能と時間的展望が大学生のアパシー傾向に及ぼす影響に関する研究
   *共生と孤独感の調和に関する考察
   *児童虐待と育児環境の関連性に関する研究
   *現代日本人の道徳性と死生観について
   *高機能障害を持つ子どもと支援方法
   *子育てにおける支援ニーズと育児ストレス・不安に関する研究
   *妊娠・出産経験による夫婦の意識変化に関する研究-母親の目線より-
   *認知症患者と介護者への社会支援
   *ユニバーサルデザインに対する健常者と障害者の意識の違い
   *女性のうつ病についての研究
   *パニック障害と女性特有のストレスの関わりについて
   *女子大学生のコーピングの柔軟性とアイデンティティの関連
   *女子大学生の自尊感情と「ほめことば」の関連
   *女子大学生のストレスと食行動の関連性
   *青年期において悩むことの積極的な意味づけ
   *大学生における特性的自己効力感と将来展望
   *友人から受けるソーシャルサポートと大学生の適応感の関連
   *ケータイ利用が友人関係(コミュニケーション)に及ぼす影響
   *恋愛依存症と離別後の感情の関連について
   *青年期における親の養育態度とアイデンティティ及び内的作業モデルとの関連について
   *青年期の対人関係における依存欲求と自己愛傾向の関連について
   *青年期の対人コミュニケーションにおいて受け手と聞き手のとらえ方の違いはなぜ起こるのか?
   *摂食障害傾向における身体満足度及び自尊感情と自己受容との関連について
   *セルフ・エスティームと化粧行動に関する心理学的研究
   *環境が与える凶悪犯への影響について
   *災害観と防災意識に関する研究
   *色彩がおよぼす心理的効果
   *人物評価と関係性が人間的信憑性に与える影響
   *学級集団における児童間の勢力行使とスクール・モラール
   *中学生における動機づけの側面から見た学習意欲と家庭環境との関連について
   ******************************************************************************

投稿者: HP担当者 日時: 2009.06.22 Monday 8:39 PM

特別講師:「いのちを生み、いのちを育む」女性

授業によっては、ゲストスピーカー(特別講師)をお招きすることがあります。

フィールドワークFという授業では、
自宅出産をサポートされている助産師の堀尚子先生に、
「いのちを生み、いのちを育む」をテーマに、
女性の身体の不思議、胎教、出産、子育てなど、
幅広く講演をしていただきました。

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「自分のからだを感じること・自分を大事にすることが大切さだと感じた」、
「自然と命とのつながりに気づいた」、
「人が本来持っている力を信じて待つことが大切だと思った」、
「いろいろな人に支えられて生かされていることを実感した」などが
学生の感想の一部です。

心に残り、生きることを楽しむヒントが盛り込まれた講演でした。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.06.06 Saturday 11:12 AM

授業での籾撒き(もみまき)

原口芳博先生より、
ご担当の授業「フィールドワークF」についてのニュースが入りました。
以下は、先生から届いた写真と文章です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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5月13日、フィールドワークFの授業で、餅米の「籾まき(3キログラム)」をしました。
苗代用の箱に3粒ずつ籾を入れていく作業が大変でした。
箱は全部で51箱になりました。
田植えまでの期間、学生たちが当番で毎日朝夕2回、水やりを続けます。
田植えは6月23日の予定ですで、
昔ながらの「手植え」で行います。
それは受講生が自分の体を使って、
しっかり自分で植えるという体験をすることを目指しているからです。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.05.15 Friday 2:50 PM

新入生生活も一ヶ月たちました


4月2日の入学式を終え、
早いもので、もう1ヶ月近くの日々が過ぎました。
1年生も、少し大学生活に慣れてきたところです。

ふり返ってみれば、一泊研修の会場で、
   大きな時間割表を広げ、
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   心理学科新入生用の赤いバインダーを膝の上に、
       どの授業を履修しようかと悩んでいたことが、
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                    遠い昔のようです。

すべての授業を2回以上経験しました。
大人数での講義、少人数での演習、英語に、コンピュータ…。
さまざまな授業にも、少し余裕をもって参加できるようになりました。
そして、友達もたくさんできました。
本格的な大学生活が、ゴールデンウィークには始まります。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.04.28 Tuesday 5:25 PM

卒業研究発表会

卒業研究発表会が、2月2日(月)に行われました。
これは、卒業研究の締めくくり、言い換えれば、4年間の学習や研究成果が実りとなって公表される場です。

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朝10時から始まった会場設営も無事完了。発表の準備も整いました。教室に全員集合して、発表会の注意事項を聴き、さぁ、発表階が始まります。

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発表者は多数ですから、パネルを使った方法で公開されます。
発表者は、横90cm×縦120cmに収まる発表用の紙面を作成します。判りやすく、注目される紙面を作成するために、パワーポイントなどを使って作業しましたが、大変でもあり、楽しくもある作業でした。

各自が作成した紙面が掲示されたパネルパネルが、大きな教室に並べられます。
そこに、学生だけではなく、先生はじめ様々な方々がいらっしゃいます。


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発表者は、紙面を貼るだけではなく、決められた担当時間中には、その前に立って、観に来てくださった方に説明を行わなければなりません。とても緊張して説明することもありますが、来訪者の方と、楽しく会話を交わしながら、お褒めの言葉をいただいたり、有益なアドバイスをいただいたりすることもあります。後輩へ説明している時、ちょっぴり成長した自分を感じることもできました。

卒業研究発表会が終わりますと、大学での学びは、ほぼ終了したことになります。
ホッとすると同時に、少し寂しさも…。

投稿者: 統括管理者 日時: 2009.02.16 Monday 9:15 AM

卒業研究論文の提出

1月23日(金)は、多くの心理学科学生にとって卒業研究論文の提出期限でした。早めに論文を書き上げれば良いのですけれど、少しでも良いものにしようという願いからか、それとも甘い見込みだったせいか、締切の12時がどんどん近づいてしまいました。 2日間徹夜をした学生もいます。これほど集中して、何かをしたのは初めてだと感じた学生もいます。
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この論文に、私たちの4年間の成果が詰まっています。
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論文を提出用ボックスに入れる時の気持ちは、完成したという安心感、もう少し時間があればという後悔など、ちょっと複雑です。
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きっと、この卒研究をおこなうというプロセスが、私たちを大きく成長させてくれると思います。 今夜は、ゆっくり過ごします。明日からは、2月2日(月)に開催される卒業研究発表会の準備です。私たちの大学生活も残り少なくなってきました。そう思うと、ちょっと寂しく感じます。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.01.30 Friday 3:19 PM

稲刈りと餅つき

原口芳博先生より、授業についての話が入りました。
以下は、先生から届いた文章と写真です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

米作りや野菜作りなど、農作業を通して「いのち」を見つめる授業、フィールドワークG。
この授業で、例年通り稲刈りと餅つきを行いました。 DSC_0206N1.jpg

5月にはたった2kgだった餅米の種籾。秋に刈り取りお米にすると、
125倍の250kgの収穫となりました。
「いのち」ってとても力強いものなのですね。 DSC_0067N1.jpg

冬には恒例の餅つきをしました。
みんなで臼と杵を使って昔ながらの餅つきを楽しみました。
ついたお餅は、きなこ餅や餡餅、磯部餅などにしてその場でいただきました。
自分たちで水遣りをし、田植えをし、刈り取った餅米でしたので、
その味は最高に美味しいものでした。
お餅は、私たちの「いのち」にあたたかいパワーをくれたようです。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.12.28 Sunday 9:50 AM

農業家として活躍する女性

原口芳博先生より、授業についての話が入りました。
以下は、先生から届いた文章と写真です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

人間関係学部共通科目「フィールドワークG」は、
農耕作業を通じて「いのち」について考える授業です。

先日、ゲスト講師として農事組合法人モアハウス理事の松藤富士子さんをお迎えし、「農事組合法人の起業について」というタイトルでお話をしていただきました。

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農事組合法人モアハウスは、役員が全員女性であるという、全国でも極めて特色的で、注目を集めている団体です。
ぶなじめじとアスパラの生産活動と経営にとどまらず、新しい農業形態のモデルケースとして、農村社会に貢献できるような活動を目指し、日々取り組んでいらっしゃいます。
仕事を始めた時に経験なさったご苦労、地域に受け入れられていくプロセス、そしてこれからの飛躍に向けての計画など、色々なお話をうかがいました。
受講生全員、松藤さんの熱いパワーに圧倒されると共に、「お金よりも大事なものがあり、天職と思ったものはやり通したい」という生き方に深い感銘を受けました。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.12.26 Friday 2:50 PM

セーラー服も研究対象です

船津美智子敬先生より、ゼミについての話が入りました。
以下は、先生から届いた文章と写真です。
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女子中高生にお馴染みのセーラー服。
福岡女学院でのセーラー服の導入は早く、「セーラー服発祥の学校」とする説もあります。
このセーラー服から全国の女子教育で洋服が普及していきました。

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今年の船津美智子ゼミでは、卒業研究として、
セーラー服とその当時の和服の運動と温熱負荷度の相違をみています。

さて、洋服と和服では、どちらが快適な生活を送ることができるという結論がでるのでしょうか。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.12.11 Thursday 4:32 PM

九州国立博物館を見学して

3年生の学生より、ゼミの話が入りました。
以下は、彼女から届いた文章と写真です。
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  3年人間関係学演習の私たちのゼミでは、学外実習と親睦を兼ねて九州国立博物館を見学しました。 その際普段私たちが学んでいる心理学と日常生活との関連を見ることを目指して、心理学にも関係の深いユニバーサルデザインという視点から社会を見ることを心掛けました。またこの福岡女学院大学では博物館学芸員の資格も取得でき、私はその課程も履修しているので、心理学を学ぶ者としての視点と学芸員としての視点から博物館を見学し、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。

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 ユニバーサルデザインとは誰もが快適に利用できるデザインのことで、これをたとえば発達心理学的な視点を通して見ると、乳児から高齢者まで異なった不自由や利点を抱えながらも共に博物館を楽しむためにはどのような工夫が必要なのかということをデザインしていく上で、また利用する立場としても考えるべきところが見えてきます。他にも障害児者心理学の立場からは障害を抱えた人にとっての利用しやすいデザインを考えるきっかけにもなるなど、領域によって見えてくるものも異なります。

このような目で博物館を見ていくと多くの発見がありました。たとえば上り下りにエスカレーター・階段・斜行リフトを設置してあることや、館内の大部分に段差をなくし車椅子の方やお年寄り・小さな子どもがつまずかないようにしてあること。多目的トイレを数箇所に設置し子ども連れの人や車椅子・松葉杖の人、その他の不自由を抱えた人が使いやすいように手すりや空間の広さなど工夫してある点。他にも数ヶ国語での案内の表記や点字・ピクトグラムを多用してあることなど、幅広い年齢層、多国籍・多文化が集まる博物館を様々な人々が快適に利用するために、ユニバーサルデザインが効果的に活用されていました。

今回の博物館見学は私にとって普段学んでいる心理学を実践的に考える機会となりました。意識して初めて見えてくることもあると知り、今後もただ学ぶだけではなくそれが実生活のどこに活かせるのかということを意識しながら、さらに深く心理学を学んでいきたいと思います。                                 (3年生 福田)

 

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投稿者: HP担当者 日時: 2008.11.29 Saturday 6:04 PM

船津ゼミの紹介

船津美智子先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 私たちのゼミは、生理人類学関係の論文や記事を毎週課題に選んで調べて発表するということをやってきました。「生理人類学」はどういう学問なのか。ずーと疑問でした。ある日、肌着による触刺激が、成長や健康の維持など人間の生理に及ぼす影響についての研究の紹介がありました。環境とストレスや肌に関してなど人々や生活環境に関する学問であることを知り、自分自身にも大変身近な学問であったということです。 このゼミでは、自分が決めたテーマについて、みなで討論することになっています。徐々に、自分の好きなこと、興味のあることをトコトン調査、研究してみたいと思うようになってきました。また、ゼミでは、月一回のお誕生日会や定期的に行うお食事会をしていてみんな仲良く楽しん学んでいます。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.02.16 Saturday 1:29 PM

重橋研究室ではこんな研究をしています

重橋のぞみ先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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重橋研究室では、各自の興味・関心のあるテーマについて研究し、論文をまとめていきます。興味・関心のあるテーマといっても、始めは障がい児・者への心理的援助、ストレス・マネージメントなど漠然としています。そこで、自分の研究したいことを明確にしていくために、気になるキーワードから文献を探し、これまでにどのような研究がなされているのか、どのようなことが明らかになっているのかを調べます。また、それを読んで疑問に思ったこと、もっと知りたいと思ったことなどを整理し、資料を作成し、ゼミで発表します。発表後は、他のゼミ生から質問、意見を聞き、ディスカッションを行います。他の人の話を聞くことで、新たな視点を発見し、その研究に対する理解が深まるとともに、自分の研究したいことが少しずつ見えてきます。この過程を何度か繰り返しながら、徐々にテーマを絞り、自分の研究へとつなげていきます。このような作業を通して、文献を読み解く力はもちろんのこと、色々な視点から物事を考える力、他の人に分かりやすく自分の考えを伝える力などが鍛えられます。自分が興味を持ったことを、どんな風に考え、整理し、形にしていけばよいのか、迷うことも多いです。しかし、先生と話しているうちに、自分の考えがまとまり、すっきりすることもしばしばです。熱心で細やかな指導をしてくださり、研究以外のことも親身になって相談にのってくださいます。充実した時間を過ごせる、お勧めの研究室です。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.01.09 Wednesday 1:34 PM

米川ゼミの紹介

米川勉先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 米川ゼミでは、前期に、各自興味のある分野の書籍を選び、レジメを作成しました。そして、レジメをもとに発表し、途中、質疑応答の時間をとりながら、ディスカッションを行いました。 後期は、各自興味のある論文を選び、前期同様にまとめて発表をしました。レジメ作成によって、要点を取り上げ、それを他者に分かりやすく伝える能力を養うことができました。また、ディスカッションを通して、先生や他のゼミ生の意見を知ることで、今までよりも更に幅広い物の見方が出来るようになりました。 米川先生は、ゼミ生がひとつの偏った分野だけに囚われず、様々な分野に興味が持てるように、話や書籍などを提供してくれます。そのことにより、今まで知らなかった分野に出会い、卒業研究のテーマ選択にも役立つと実感しています。Webcat(全国の書籍検索)やPsycInfo(心理学分野の論文検索)、CiNii(論文検索)などを使った情報検索法も学ぶことができ、資料や情報活用技術も習得できます。また、研究室を訪ね、自分の興味のある分野の話をすると、先生がアドバイスをしてくれます。 基本的に、学生の意思を尊重し、自ら進んで学習出来るような対応をしてくれます。自分の研究をじっくりと自分のペースで進めていきたいと思う人に、お勧めのゼミです。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.12.15 Saturday 7:09 PM

岩下ゼミの紹介

岩下伸朗先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 私は岩下先生ゼミの一員です。ゼミのメンバーはわずか三人だけしかいません。 しかしそれだからこそ、先生からはマンツーマンに近い形で、個々の課題についての細かな指導を受けることができます。先生の専門は経済学ですが、特にこの専門にこだわることなく、現代社会におけるさまざまな問題を取り上げ、ゼミの皆で勉強をしています。前期は共通テキストを輪読しながら、10年後の日本はどうなっているかを巡って、順番に発表し、議論をしました。 夏休みには、4年生の皆さんとの合同合宿にも参加しました。とくにこの合宿は,私にとってとても良い経験になりました。 また、後期に入ってからは、個人の興味あることや問題などを調べながら、個人レポートを作成しています。私は、BRICsとして捉えられている国々の特徴について比較検討していくことをこのレポートの課題として調べています。 このゼミを通じて、社会的・歴史的な観点から物事を考えることができるようになっていると感じます。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.12.15 Saturday 7:05 PM

大野ゼミの紹介

大野博之先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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大野ゼミは、主体性を大切にしながら、独自性・創造性を育てていくようなゼミの進め方になっています。内容は、心理学領域の全体から興味のある分野を探し、徐々に臨床心理学の分野あるいはそれに関連する分野へと近づけ研究していくことです。 3年前期は、それぞれが興味のある分野からテーマを自由に選び、本などで調べてまとめ、発表を行いました。動作法・ストレスマネージメント・障害者の心理・色の心理効果・思春期の友達関係・不安障害と恐怖症など学生ひとりひとりの興味に任せたもので、同じテーマはありません。発表後は、質問や意見を述べ合い、ディスカッションを行います。そうすることにより、今まで個人では問題視していなかった分野のことを知るよい機会となり、またそのことについて真剣に考えることで、未知のことについて理解を深めました。最後に先生のコメントもいただいて今後につなげていきます。 後期は、各自がさらにテーマを絞って理解を深め卒業論文を作成するための準備期間として位置づけられています。自分の関心のあるテーマについて心理学領域の学会誌を調べ、その中から論文を一つ選び、そのレジメを作成し、発表します。その後、同じように質問や意見を述べます。どんな些細な質問や疑問でも軽く受け流すことなく、真剣に問題として取り上げ話し合います。  大野先生は「出会い」を大切にされます。「ここで出会ったのも何かの縁」そのような形で始まりました。先生は学生の主体性を尊重されるので、テーマを決めたりすることの他、すべてが自由です。そのためどこまでやればいいのか、何をやればいいのかわからないときなど不安になることもあります。しかし、もちろん先生の研究室を訪ね、相談するといつも快く応じてくださいます。ある先輩は先生と話していると、「焦っていても仕方がない。ひとつずつ確実に進めていこう」という気持ちになるとおっしゃっていました。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.15 Thursday 7:16 PM

奇ゼミでの取り組み

奇恵英先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 私たちのゼミでは、主に臨床心理学関連の学術論文を選定し、それの問題や目的、キーワードなどを読み解き論理的にまとめる訓練をしています。文献の理解力や講読力の向上を図るため、青年期の対人関係や自己形成のあり方など、私たちの身近にある人間の心と行動に関する問題からピックアップし、それにつながる様々な事象を取り上げて、客観的視点を持ちながら分析・考察へと発展させています。 時代や社会環境の変化とともに複雑化している人間の「こころ」に目を向けるということは、他者への理解を深めるだけでなく、自分自身への新たな気付きと出会えることでもあります。私たちのゼミでは、それぞれの実体験と照らし合わせながら「自分で考える」時間を大切にしているため、じっくりと自己を振り返り、色々な角度から物事を捉え視野を広げていくことができます。そして、些細な行動や感情の裏に隠された意図を見出し、無意識の中にある人間行為の本質について探究しています。 現在は、4年次の卒業論文作成に向け、先行研究の更なる分析を重ねています。そして、様々な文献からヒントを得ることで、自分の興味・関心の具体化へとつなげています。ものを観る力を培うことは容易なことではありませんが、ゼミの仲間たちと互いに刺激し、励まし合いながら、充実した毎日を過ごしています。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.12 Monday 7:08 PM

原口ゼミの紹介

原口芳博先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 原口先生のゼミでは、臨床心理学に関する体系的な基礎知識の習得を目標として演習します。
前期では、先生から出されたテーマに文献を精読してまとめ、発表用の資料を作成し、発表と討議をします。 後期では、各自が調べたいテーマについて、そのことにより、考えや理解を一層、深めることができます。現代社会において、大きな問題となっているアディクション(嗜癖)について演習をします。 また、心理学だけでなく物事について、考えるまた、疑問を持つ力を高めることができます。課題として、回覧された文献を精読し、レポートにまとめ、毎回、提出します。また、回覧された英語の翻訳を毎回、提出します。 雰囲気としては、みんな真面目に真剣に取り組みながら、飲み会を開くなどと和気あいあいとしています。 いろいろと課題と発表と大変ですが、レジュメを作ることなどで役立ち、大学院に行きたい人や就職する人にどちらにせよ、お勧めできるゼミです。 ちなみに原口先生は、主に薬物やアルコールの分野を専門とし、一見厳しそうに見えますが、ゆったりとしていて、お茶目な先生です。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.12 Monday 7:04 PM

安中ゼミの紹介

安中康子先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 安中ゼミでは、来年の卒業研究に向けて、文献を読み、レポートの書き方やレジメのまとめ方を中心に学んでいます。 前期は、先生が用意された多数の文献の中から、各自興味を持ったものを2つ選び、レジメを作成して、順番に発表をした後、その内容について全員で討論しました。 後期は、興味を持った心理学関係の文献を自分で探し、前期と同様、レジメを作成して、順番に発表した後、その内容について全員で討論をし、その文献を読んだ感想を述べています。また、卒業研究でやりたいことや計画について発表する予定になっています。 本ゼミは、落ち着いた雰囲気で、各自自分のペースを大切にしています。発表後の討論で難しい質問が出たときなどはフォローしてくださり、文献の中に出てくる図や表の見方など丁寧に解説してくださいます。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.12 Monday 7:01 PM

田崎ゼミでやっていること

田﨑敏昭先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 主に前期は心理学の歴史や基礎の部分、心理学で重要な事物について配られた資料を自分なりに解釈し、まとめてレジュメを作成します。そして、先生が発表の際に要点を分かりやすく説明して下さるのでさらに理解を深めることができます。さらに自分のレジュメが正確に理解をしてもらえたかどうかを確認するために小規模な試験も自分で作成します。それを皆にしてもらい提出します。その提出したものと、発表から先生が評価を行い、前期の主な成績が出されます。 難しいことをやっているように思えるかもしれませんが、実際にゼミに参加すると、学生が自分のペースを尊重して自分なりに解釈を深めることのできる、各個人の能力に合わせて進んでいけるゼミだということが分かります。ペースを尊重しつつ、やるべき内容はじっくりと学ぶことによって、やった内容がしっかりと身につきます。 現在、後期は卒業論文への取り組みを始めています。卒業論文の書き方の理解を基本に、先輩方の残された卒業論文を前期同様に解釈と分析をしています。実際に読みこなしていくことで具体的に論文の書き方が分かるので非常に参考になります。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.08 Thursday 8:24 PM

佐野ゼミの紹介

佐野幸子先生の人間関係学演習(ゼミ)を履修している3年生有志より、
どのようなことを学んでいるかについての文章が届きました。
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 佐野先生のゼミの授業の内容は、グループで心理学領域を対象とした研究をし、論文とすることを主にやっています。 具体的な授業内容は、自分たちのグループでやりたいと思った心理学の研究です。徹底した心理学の指導はもちろんのことですが、一緒に文書作成の基礎なども教えていただけるので心理学系の大学院を目指している人、一般の企業に就職を目指している人、両方にお勧めできます。 グループでの授業なので、それぞれの考えを具体的な意見として話し合うことで、グループ全員の物事を考える力が一気に身につきます。そのとき、やはり全員の意見が食い違うこともあります。しかしみんなで一緒に成長し合おうとしているので、そこは個性を発揮し、違いを認め合ってとことんまで話し合います。また、ひとつの物事をみんなと徹底的に考えたりもするので、考える力も同時に高めることができます。とにかく佐野ゼミではみんなで助け合うという気持ちがとても強くなるのでどんなに辛くてもみんなで明るくポジティブに乗り越えることでゼミのメンバーが心の支えになります。そして少しでも乗り越えたときに先生が誉めてくれるのがとても嬉しいです。 はじめ、佐野先生の印象はとても怖い印象を受けるかもしれませんが、ゼミになると私たち学生のことを本当に考えてくれているところが伝わってきます。そのため、心理学という専門的な授業内容でもきちんとした段階を踏むことができ、確実に自分の能力を高めることができます。そのため、成長している自分を感じることができます。とにかく自分自身を成長させたい人にピッタリです!!

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.08 Thursday 8:18 PM

卒業研究の成果を学会で発表

 2006年度卒業生の吉川さんは、3年次の人間関係演習で睡眠について調べた後、1年間カナダ留学し、4年次の卒論で引き続き睡眠の研究を行いました。その後も勤務しながら研究を続け、その成果を2007年10月の第57回日本生理人類学会福岡大会で、「女子大生の睡眠の満足度の評価」という題目で発表しました。 以下は、吉川さんの写真と文章です。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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  生理人類学会ポスター発表を終えて         2006年度卒業生 吉川       
第57回日本生理人類学会で、ポスター発表を行いました。数ヶ月前から船津先生の研究室へ通いましたが、最終的に完成したのは発表の1週間前でした。それまでは気が抜けない作業が続きました。働きながらの発表準備は大変でしたが、学会会場の緊張感ある雰囲気や、多くの先生方の興味深い発表に触れることができとても刺激を受けました。発表では、「このような点についても、調べてみてはどうですか」という提案をいくつかいただきました。自分では思いつかないような意見を聞くことができ、今後の大きな指針となりました。これからも、福岡女学院で教わった知と学びへの探究心を心がけていこうと思っております

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.08 Thursday 8:15 PM

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