2011年06月15日
幼稚園教員資格認定試験対策講座
6月12日(日)、卒業生(人間発達学科保育士課程)を対象とした、幼稚園教員資格認定試験対策講座を開催しました。
幼稚園教員資格認定試験とは、規制改革推進3か年計画(平成15年3月28日閣議決定)を踏まえ、幼稚園と保育所の連携を一層促進する観点から、保育士として一定の在職経験を有する者が幼稚園教諭免許状を取得する方策として文部科学省が主体となって実施しているものです。
現在、子ども発達学科は保育士資格、幼稚園教諭一種免許、小学校教諭一種免許を取得できる課程を置いていますが、前身の人間発達学科保育士課程で4年間、子ども発達学科で4年間にわたり保育士、幼稚園教諭の養成を行い、これまでに延べ300名以上の保育者を世に送り出しました。
保育士課程は保育士資格のみを取得する課程でしたが、卒業生はすでに保育現場で中堅的な役割を担っており、さらに幼稚園教諭免許を取得することで、知識を深め、幅をひろげたいという想いから、この講座に40名近くの申し込みがありました。
この対策講座は、計4日(土・日開催)、合計18時間の講義が行われます。教職の意義や目的、教職の基礎理論、教育課程、各指導法、幼児理解、生徒指導ならびに教育相談などの内容を提供します。講師は子ども発達学科教員で、講習費は無料です。
遠方は宮崎から、往復飛行機(土日の悪天候により高速道路は通行止め、鉄道は運休)を利用して来てくれました。自分の給料から交通費を捻出し講座に参加したとのことです。その卒業生は、『勤務している保育園の園長に講座のことを伝えたところ、「是非参加しておいで」と言っていただきました』と報告してくれました。園の方々から温かく見守られて大切にしていただいていることを本当に嬉しく思いました。
次回の講座は7月10日(日)です。お会いできることを楽しみにしています。