福岡女学院大学 トップページ > 大学概要 > 教育の特色
福岡女学院大学は、126年前の福岡女学院前身・英和女学校創立以来キリスト教の精神に基づいて歩んできました。すなわち、イエス・キリストが生涯と死と復活によって指し示した神の無償の愛という命の究極の真理を土台として歩んできたのです。その真理とは、私たち人間はどんな条件のもとにあっても事実として神によって愛され、支えられて存在し、またそのことのゆえに、私たちは互いに支えあって生きるようにされているということです。月曜日から金曜日の午前中にあるチャペルという礼拝の時間はこの大切な事柄を分かち合うとき、日常の中での静かな、自己発見のとき、生きる力を与えられるときです。「聖書概説」「キリスト教人間学」「キリスト教の歴史と文化」などのキリスト教関係の授業はこのキリスト教の教えについて深く学んでいくためのものです。これらによって人生への理解を深め、生きる真の喜びを学び、精神的に成長していくのです。
本学には「英語教育研究センター」が設置され、英語教育を専門とするスタッフのもとで、指導法についての研究が重ねられています。英語教育研究センターが開発した「共通英語プログラム」により、1年生は全員「First-year English」を履修します。60分を週2回、1クラス20名程度の密度の濃い授業を通して基本的なコミュニケーション能力を育成します。習熟度別クラスに分かれているため英語が苦手な学生からもわかりやすいと大変好評です。また、選択科目も多く用意され、卒業後の進路を考えながら4年間を通して英語を学ぶことができます。航空関係や英語を使ったビジネスを将来希望する学生にはTOEIC®などの対策講座を用意し、大学院を目指す学生には「Academic Reading」といった科目があり、読解力の育成に役立っています。「英語を基礎から学びたい」「さらに高度な英語力を身につけたい」といった多様な学生に対応できる充実したプログラム、それが本学の英語教育です。
本学には、ハイレベルな教員スタッフが学生一人ひとりの向上心を大切に受け止め、しっかりと鍛え上げていく校風があります。全学部1クラスの人数は20人前後が基本です。これをもとにカリキュラムと授業が構成され、各教員がアドバイザーとして各クラスを担任し、学生生活全般にわたって助言・支援・指導を行っていきます。この少人数アドバイザー制度は、規模の大きな大学ではあまり期待できない、学生と教員との人間的な触れ合いを支える本学自慢の制度です。少人数制クラス編成は「日本語コミュニケーション技法(人文学部)」「基礎演習/子ども学フィールドワーク(人間関係学部)」「基礎演習(短期大学部)」など、各学部の重要科目の授業にも対応しています。アドバイザー制度と授業科目の密接な連携によって、学生の学問的関心を刺激すると同時に、人間的成長をも促していきます。
大学での学びは、さまざまな場面で高校までと異なります。自分の時間割を自分で管理し、卒業までにどの科目を履修するか計画を立てなければなりません。大学での講義は、板書をノートに写せばすむものではなく、時には自分で工夫する必要があったり、課題としてレポートを書かなければならなかったり、あるいは人前でプレゼンテーションをしなければならなかったりします。このような大学での学びやその学びに必要な基礎学力を身につけるための科目が各学科で用意されています。また、レポートを作成し、提出するまでの過程で、コンピュータを利用する機会が多くあります。インターネット上にある膨大な情報を活用したり、図書館の蔵書を効率よく検索したりする必要があります。書き上げたレポートはウェブ学習システム「MICCS」を用いて提出します。このような基礎的なコンピュータの活用方法は、全学部の1年生対象必修科目「コンピュータリテラシー」で学び、その後の学習につなげていきます。