三谷幸喜作の演劇「恐れを知らぬ川上音二郎一座」が11月10日 に初日を迎えました。明治の破天荒な演劇人川上音二郎と、その妻貞奴の夫婦愛を描く物語。東京日比谷に新しくできた劇場〈シアタークリエ〉のこけら落とし公演です。
岩井眞實教授がこの公演のプログラムに「貞奴・音二郎の道行」という文章を載せています。偶然とも必然とも見分けのつかない音二郎と貞奴の波瀾万丈の珍道中を紹介し、あわせて二人が近代演劇の発展に果たした役割についても述べています。
川上音二郎はご当地博多の出身ですが、地元の人でさえ「オッペケペの音二郎」しか知らないようです。実は音二郎は日本の近代演劇史を塗り替えた人物なのです。この公演で、多くの人が本当の音二郎を知ることになるでしょう。
「恐れを知らぬ川上音二郎一座」は12月30日まで。主演は音二郎にユースケ・サンタマリア、貞奴に常盤貴子。他に戸田恵子・堺正章などが脇をかためています。ちなみに前売はすでに全席完売とのことです。
HP担当者 | 教員の活動 | 19:26 | Comment (0)