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2008年04月 アーカイブ

2008年04月02日

末澤明子教授

授業では日本の古典文学、1年次必修科目の日本語コミュニケーシ技法を担当しています。ここでは、私の専門である日本古典文学を現代文化学科で学ぶ意味について、そして現代文化について考えてみます。

太宰府を流れる小さな川、藍染(あいそめ)川のそばに立つ「梅壺侍従の碑」は、一人の男性と二人の女性(一人が梅壺侍従)をめぐる室町時代の物語や能に基づいています。平安時代には「そめがわ」と呼ばれ、別なイメージの和歌が詠まれました。兵庫県の生田川にも伝承があり、「いくた」は「生きる」「いくたび」という連想を呼び、他の川も伝承・イメージがさまざまな文学、特に和歌を生みました。こういう土地を「歌枕」といいます。授業で話すと、学生は、調べれば他の川にも伝承があるのでは、と考えます。また、製造業に就職が内定したある学生は、内定式の折、「観世音寺は源氏物語に関係ありますね」と言われました。『源氏物語』玉鬘(たまかづら)巻には「観世音寺」の名が見え、太宰府の観世音寺境内にある苔むした碑にも「源氏物語玉鬘巻に......」と書かれています。このような知識は私たちの世界を広げるし、現代文化学科の多くの学生が希望する観光分野でも役立ち、教職を志す学生にも必要でしょう。

歌枕や観世音寺の碑は、それぞれの時代に古典がどのように受け止められてきたかを示し、各時代を知ることができます。最近の古典研究には、日本古典を東アジア世界の中で考える動向があり、『源氏物語』もその角度から新しい発見がなされています。東アジアを考えることは現代の特徴です。2008年は「源氏物語が記録で確認されて」、「源氏物語が世に出て」1000年、「源氏物語千年紀」と言われ、種々の催しが行われています。この動きも現代における古典の受け止め方の一つです。

『紫式部日記』には、1008(寛弘五)年11月1日、藤原公任(きんとう)という人が紫式部たちのいるところに「このあたりに若紫が控えていますか」声をかけた、と書かれています。紫式部が『源氏』「若紫」巻を書いたとみての、作中人物名による呼びかけです。親王誕生祝いの記事中にさりげなく織り込まれ、『源氏』の名はもう二箇所見えますが、これこそが『源氏』の作者が紫式部であること、1008年に若紫巻が確かに書かれていたことの根拠となるものです。当時、物語は娯楽と考えられ、作者が誰かは問題でなく、作者名が記録に残されることもありませんでした。『源氏』の作者が紫式部とは常識と思うかもしれませんが、実はそれほど自明のことではありません。これも授業で話しています。

自明と思っていることがそうではない、ということは多いものです。自分の知識の前提を問うこと抜きに学問は成立しません。常識は本当に常識なのか。日本の古典を学ぶときもその態度が必要です。従来も考えられていましたが、「多文化」「共生」といわれる現代世界の中で古典を学ぶとき、より自覚的でありたいと思います。自覚的であるのが現代文化ではないかと考えます。古典を通して時代を知り、自分の持っている前提を問う、そうして自分自身を知る。それは、「現代文化」を掲げる学科で学ぶ学生にとって、将来どの分野に進むとしても大切であり、文化の担い手となるための基本であると思います。

2008年04月03日

新年度始動&花見

2008年度のメンバー  

新年度がはじまり、観光研究会にも3人のメンバーが加入しました。この日は新メンバーの歓迎会を兼ねて、キャンパスの中でお花見をしました。

2008年04月13日

入学式が行われました

2008年度入学式  

4月3日(木)、福岡女学院大学入学式が行われました。現代文化学科の新入生の皆さんも、これから始まる4年間の学生生活に期待を膨らませていました。

新入生歓迎イベント 一泊研修 in ハウステンボス

ハウステンボスでの一泊研修  

現代文化学科では、4月8日~9日、ハウステンボスにて新入生歓迎イベント「一泊研修」を実施しました。研修のテーマは「女学院を知ろう、友人を作ろう、先生に親しもう」です。上級生の学生スタッフが企画したさまざまなイベントを通し、1年生はそれぞれに「新しい友達とのつながり」や「目の前に広がる世界とのつながり」を手にしました。

女学院を知ろう、友人を作ろう、先生に親しもう

2008年04月16日

兼俵さんのアメリカ留学レポート <1>

留学先のCentral Washington University

Hello everyone!

こんにちは!私は今アメリカのワシントン州にあるセントラルワシントン大学の語学学校に留学しています。イチローのマリナーズ入団で話題となったシアトルからさらに車で2時間ほどの田舎町にあるため、治安が良く落ち着いて勉強することができます。こっちへ来て3週間ほど経ちましたが、だいぶ学校生活に慣れてきたところです。

語学学校には、韓国・台湾・中国・タイ・ベネズエラなど様々な国からの留学生が集まっており、アメリカだけでなくいろんな国の文化を知ることができます。授業は毎朝8時から!とちょっとハードですが、ペアワークやゲームをしたりととても工夫されているので、楽しみながら勉強できます。放課後は、宿題をしたり、度々開かれるパーティーに参加したりと、好きなように過ごしています。

この前は教会に行ってきました。参加者は若者が多く、歌はなんとバンドの生演奏で、すごく盛り上がっていました。日本とのあまりの違いにびっくりです。また、先日はシアトルへ旅行に行ってきました。さすがスターバックス発祥の地、道を歩いているとまるで自動販売機のようにカフェを見かけます。日系スーパーもあり、日本の食材や本も買うことができました。

初めてのアメリカ生活は戸惑うことばかりですが、毎日刺激に満ちています。半年間という限られた期間で、できるだけたくさんの人とコミュニケーションをとって自分を成長させたいと思っています。

2008年04月20日

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part1

激安の散髪屋さん

2007年4月から1年間アメリカに留学した日野資成教授(専門:言語学・日本語学)によるアメリカ留学レポートをお届けします。比較文化文化交流に関心のある人は必読です。

みなさん、お元気ですか。人間どこに住んでいても髪の毛は伸びるもので、アメリカでもヘアカットに2回行きました。今回はアメリカのヘアカットの話をします。

床屋代を節約したいので、できれば行きたくなかったのですが、髪の毛はどんどん伸びるばかり。ある日、家の近くにある美容院の外側にある看板を見ると「男性のヘアカット夏休みのみ7ドル」と書いてありました。これは安い!すいている日に思い切って店に入りました。メキシコ系の人がたった5分でヘアカットしてくれました。チップ込みで9ドル払ったのですが、あまりいい顔をされませんでした。

それからまた髪の毛が伸びてきました。車から外を見ていると、「ヘアカット5ドル」という美容院の看板が目に飛び込んできました(写真を見てください)。これは安い!うちからも歩いて行けるところだったので、歩いて行きました。

入ると中国系の人がすぐにカットしてくれました。錆びたバリカンで髪の毛が引っ張られて痛かったですが、安いので我慢。マニキュアやペディキュアが専門の店で、シンナーのにおいもすごく強かったですが、それもひたすら我慢。ヘアカットはたった5分で終了。今回は太っ腹で、チップ込みで10ドル払い、喜ばれました。

今回行った店はどちらも安かったですが、チップを上乗せしなければならず、しかもヘアカットのみ。最後に掃除機で細かい髪の毛を吸い込んではくれるものの、全部は吸い取れません。髪の毛が体の中に入ってちょっときもかった(「きもい」の過去形)です。日本の床屋さんは洗髪もしてくれて、しかも「かゆいところはありませんか」などと聞いてくれますよね。まさに「かゆいところに手が届く」サービスです。チップも要らないし、やはり日本の床屋さんが一番ですね。

ではまた、お元気で。

2008年4月17日

日野資成

2008年04月26日

旅行会社 ANAセールス九州

旅行会社 ANAセールス九州

3月3日から3月14日までの10日間、私はANAセールス九州へ派遣学生としてインターンシップに行きました。学生と社会人の意識力の違いを肌で感じることによって、今までとは違った自分の良い点、欠点を発見できると思い、このインターンシップに参加しました。

私が配属された部署は、旅客販売部というお客様へお送りする航空チケットを安全に封筒へ詰める作業をするところでした。その他に、実際に企業や空港へ行き営業をする顧客販売部という部署もありました。初日の自己紹介のとき、あまりの緊張で考えていた言葉を一言も言えず、結婚スピーチのような「本日は雨の中・・・」というフレーズを言ってしまいました。10日間という貴重な期間を無駄にはしたくなかったので、わからないことがあれば積極的に質問をしました。旅客販売部は予約販売グループからあがってくる発券書類を処理し、航空チケットを発券します。発券するまでに、漏れやミスはないか、何度も確認します。そこで私が学んだことは、どんなに些細なことでも推測で判断せず、確認を怠らないことです。当たり前のことであるけれど、つい「~だろう」と推測しがちなところがあった私は、大きな失敗にならないためにもきちんと確認をしていきました。

学生のうちに企業に行って研修が受けるという経験は将来の自分にプラスになり、いろんな雰囲気を味わえ、良い刺激になる、と思いました。働くということは、自分ひとりではなく、チームワークが必要になってきます。そして、責任が重大であることも同じです。私たちにはおそらくまだ思い当たる節がないかもしれませんが、それを少しでも肌で感じることが出来たと言うことに凄く感謝をしています。

今しか味わえない大学生活を日々邁進し努力すること、そして、自分が何をして、何を伝えたいのか、自分探しの第一歩がこのインターンシップであると考えます。慣れない環境で、苦しくなるときもありましたが、今では、すごく良い社会勉強になったと思えます。

この経験を生かして、いろんなことに挑戦して、自分を伸ばしていこうと思います。(溝田さん)

岡垣プロジェクト2008 始動しました。

第1回ミーティング

現代文化学科では、大学の知識や経験を地域の活性化に役立てるためのプロジェクトを推進しています。

浮田ゼミと高岡ゼミでは、自治体や企業と協同で、福岡県遠賀郡岡垣町の地域戦略を検討しています。4月24日(木)には岡垣町地域づくり課の職員の方々が来学され、学生とともに今後のプランについて意見を交換しました。

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