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2008年02月 アーカイブ

2008年02月07日

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part6

みなさん、お元気ですか。アメリカにはさまざまな人種が住んでいますが、今回はその中でも、メキシコ人についてレポートします。

カリフォルニアにはメキシコ人が非常に多くてびっくりしました。カリフォルニア州では、人口の35%を中南米系の人が占めています。英語で書かれたものにはほとんどスペイン語が併記されていて、彼らはみな、英語ができなくてもスペイン語だけで十分暮らしていくことができます。

メキシコ人の運転する車からは、いつもけたたましいラテン系の音楽が聞こえてきます。よく見ると車がスイングしていて、躍りながら運転しているのがわかります。ほんとうに陽気な人たちですね。日雇い労働の仕事待ちのメキシコ人があちこちに立っていて、その日暮らしなのに、いつも陽気におしゃべりしています。

メキシコ人はほんとうによく働きます。カリフォルニアの肉体労働者のほとんどはメキシコ人です。道路工事、ビル建設、ごみの収集、清掃などを一手に引き受け、レストランでも重い皿を何枚も重ねてかたづける給仕はメキシコ人です。

しかし、そのほとんどは不法労働なのだそうです。でも、彼らなしには生活できないのも現状です。白人にとっては、不法なので安く雇うことができて、持ちつ持たれつという関係です。

メキシコ人を見ていて、もうひとつ感心することは、家族や子供をとても大事にすることです。DVなどとは無縁で、親が愛情豊かに子供を育てる点は、見習うべきところだと思いました。ただ、小さいころからよく遊び、勉強する習慣がない子供が多く、学校のレベル低下につながっているという問題もあります。日本の学校のレベル低下とはまた違った問題ですね。ではまた、お元気で。

2008年2月4日

日野資成

 

 

2008年02月15日

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part7

みなさん、お元気ですか。スーパーチューズデーの結果は、州ではオバマ候補が13対8でヒラリー候補を上回りましたが、獲得した代議員数ではヒラリー候補が783人対709人でオバマ候補を上回りました。カリフォルニア州では、ヒラリー候補が53%、オバマ候補が40%で、ヒラリー候補が勝ちましたが、これは人口の35%を占める中南米系の人たちの大多数がヒラリー候補を支持したためです。

2月5日の早朝にオフィスまで車を走らせると、途中大きな交差点で、オバマやヒラリーのプラカードを持って、道行く車にアピールする人がたくさんいました。車の方からも手を振ったり警笛をブーブー鳴らして答えたりして、もうお祭り騒ぎでした。スタンフォード大学キャンパスでも、両候補を声高らかに応援する学生がいました。アメリカ人は夢中になれるものがあっていいですね。

2月3日付けのサンノゼマーキュリーによるカリフォルニアの有名中学校、高校の生徒への事前アンケートでは、オバマ候補がヒラリー候補をリードしました(特にパロアルトの進学校ガンハイスクールではオバマ68%に対しヒラリー21%です)。

2月4日付けのスタンフォード大学日刊紙によるスタンフォード大学学生へのアンケートでも、オバマ候補(84票)がヒラリー候補(36票)を断然リードしました。若い世代は変革を訴えるオバマ候補支持者が多いですね

さらに2月9日は、ネブラスカ、ルイジアナ、ワシントン州でオバマが勝ち、2月12日に予備選のあるバージニア州でのオバマの演説がCNNでも大々的に放映されました。代議員数は現在ヒラリー1100、オバマ1039です。 

2月12日はメリーランドとバージニア、3月4日はテキサスとオハイオで予備選が行われます。注目してくださいね。ではまた。

2008年2月10日

日野資成

 

2008年02月20日

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part8

みなさん、お元気ですか。2月14日はバレンタインデー。お菓子屋さんには、いろんな種類のチョコレートが並んでいて、どれを買おうか迷ってしまいますね。今回はバレンタインデーの日米比較をします。

日本では、バレンタインデーといえば、女性が男性にチョコレートをプレゼントする日です。チョコレートを買って帰るのはほとんど女性ですね。一方アメリカでは、女性にプレゼントするためにバラの花束を買って帰るアメリカ人の男性をたくさん見かけました。また、同性同士で贈り物を贈りあったり、家族に贈り物をしたりもします。

バレンタインデーの歴史は中世にまでさかのぼります。1415年、ロンドン塔にいた囚人が妻に詩を書いて送ったのがはじまりだそうです。それから400年以上の間、人々は自分で詩を書いて、バレンタインデーの日にそれを愛する人に送りました。ところが、1800年代の半ばころから、会社が贈り物を作り、人々はそれを買って異性にプレゼントをするようになりました。

世界では10億人もの人たちが贈り物をしています。グリーティングカードの会社の統計では、カードを買う人の85%は女性だそうです。このように、バレンタインデーは異性間でプレゼントをする日でしたが、アメリカでは、友だち同士や家族へも愛情をこめてプレゼントをするようになりました。

アメリカではまた、贈り物はチョコレートに限りません。愛情を表すものなら何でもよく、ろうそく、風船、キャンディなどさまざまです。もちろん日本と同じくチョコレートもあります。でも、こちらのチョコレートは大きくて真っ赤なハート型の箱にハーシーズのチョコレートが入っているものが多いです。ハーシーズのチョコはアメリカンな味がしますよ。ちなみに、ホワイトデーはこちらにはありません。ではまた、お元気で。

2008年2月15日

日野資成

2008年02月24日

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part9

みなさん、お元気ですか。2月14日のバレンタインデーの日は、こちらの店頭には大きくて真っ赤なハート型の入れ物に入ったチョコレートが並んでいました。それが終わったかと思うと、翌日の15日には、バレンタインのチョコレートは半額になり、今度は淡いクリーム色の小さな卵の入れ物に入ったイースターのチョコレートが並び始めました。外見はぜんぜん違いますが、中身はどちらもアメリカの安物チョコレートです。

イースターは春分の日の後の初めの日曜日で、今年は3月23日です。イースターは主イエスの復活を祝う日で、キリスト教国のアメリカでは、クリスマスと同じく大事な祭日です。 卵はキリストの復活の象徴として、イースターのシンボルになっています。これは、卵が殻を割ってヒヨコが生まれてくるという生命の源だからです。教会では、子供たちが、ゆで卵に絵を描いて、それを隠して探すというエッグハンティングが恒例の行事になっています。イースターエッグはイースターウサギが持ってくるという言い伝えから、イースターウサギもイースターのシンボルになっています。

イースターは、寒い冬に終わりを告げ、春の訪れを喜ぶお祭りでもあります。日本の学校でも春休みが終わり、いよいよ新学期が始まるときですね。みんなで、今年もいいスタートを切りましょう。ではまた。

2008年2月22日

日野資成 

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