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臨床心理学専攻 幼稚園サート実習便り

幼稚園サートとは?

平成20年より、臨床心理センターと福岡女学院幼稚園が提携し、主導型リラクセイションセラピー(サート)を用いたリラクセイション教室を開いています。子育ての最中にある母親の心身の健康を維持し、子育てへの意欲と自信感の向上、子育てがより改善されるための臨床心理的援助を行うことを目的に、子育て支援協働事業を行っています。
また、平成22年度より、子育て支援事業に加えて、本学院生がケースとして受け持ち、本学大学院の実習の場となっています。

活動内容

福岡女学院幼稚園に在園中の母親を対象に、週に1回、1時間程度、本学院生が1対1のサートを実施しています。1期につき6回のセッションを年間3期にわたり行っています。子育てや家事でなかなか自分の時間を持つことができないお母様たちが、自分のために時間を使える場であり、リラクセイションはもちろん、院生とのおしゃべりや他のお母さん方との交流の場でもあります。参加された方の感想からは、子育ての気晴らしや自分に向き合う時間になっているようです。


実習の意義

幼稚園サートは、普段からSARTを勉強してきた院生がSARTを実践する場であり、またより多くの人にSARTを知ってもらう機会にもなります。
そしてお母様たちとの交流を通して相手の体の状態や日常生活を知り、相手と向き合うことで、自分の姿勢を見つめ直し、取り組み方を変えていくことを心がけています。
また院生が運営することで、それぞれに責任感と自覚が芽生え、主体性が養われていくのだろうと思います。

(修士2年 Yさん、Rさん)