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卒業生アンケート調査

修士課程でもっとも学んだもの(身ににつけたもの・身になったもの)は何か?

  • 相手の目線で話を聞き、理解しようとする姿勢。さらにそのような姿勢に加え、客観的に物事を捉えること。また、他者に相談し、連携をとりながら支えること。
  • 自己内省する力、研修会運営等での経験を通して全体の中での自分の位置、全体をみながら動くこと。面接等の実践から学んだことが多い。
  • 実際に先生方の面接を陪席させて頂いたことによって、クライエントさんとの関わり方や面接の進め方を学ばせて頂きました。自身がクライエントさんと会う時の参考にさせて頂いてます。また、先生方と話を行うことによって、自分自身の振り返りを行えたように感じていますし、自分の課題について、人との関わり方についてなど、多くのことを考える機会になったと思います。
  • 自分の物事の見方について(自分の自分に対する捉え方・・・それを通して人に対する捉え方)
  • 臨床家としての基礎となる、Clに寄り添う姿勢や情報の内容から状況を見立てるという部分が実践的な研修の中で学んだものだと思われます。
  • 自分自身の強い部分、弱い部分を見ようとする姿勢。
  • 自分の感情や気持ちを客観的に考えようと思う姿勢。
  • 講義や演習など、実際に自分の基盤となっていると思いますが、カンファレンスや修士論文などで先生方、あるいは同期生で議論し合ったことは、とても役になっていると感じています。また、一期生の利点かもしれませんが、何もない状況から自分たちで作りだしていくこと(ボランティアなど)や、前例のないところで「まず自分で考えてやってみる」という状況下にあったこと、今になってですが、とても感謝しているところです。
  • 修士課程でもっとも学んだもの(身につけたもの、身になったもの)は、全体を通して、自己一致についてよく考える機会をいただきました。また臨床心理センターのケースを担当させていただきTHとしての在り方を、また学外実習先の病院で査定の姿勢と心理検査を学びました。臨床心理研修会という場で病院臨床、行動療法、犯罪被害者支援、エンカウンター、SST、ストレスマネジメント、ロールシャッハを含めた査定等に関わっていらっしゃる現場の先生方のお話を聞ける機会があったのは、かなり恵まれていたように思います。
  • 修士論文を書くにあたり、物事の考え方に根拠を求めるようになり、順序立てて考えるようになった。ケースを持たせて頂いて、自分自身の長所や短所といった改めて自分自身を振り返り、見つめるようになった。また、発表や行事を通してチームを組んで協力し合って行うことの大切さを学んだ。
  • 各授業内容は、もちろんですが、それ以外での臨床心理センターでの研修、例えば、ケースをもったことやそれ以外の実践で役立つこと、トークルームや学校や同級生を通して情報をもらって参加した研修やボランティア活動。その他に、臨床研修会で外部の先生方からの講義、各種行事や臨床心理士会の仕事のお手伝いなど大学では学べない、実際に何かを動かすという活動は、今の仕事にとても反映されていると思います。先生方の姿も私の中で、心理をやっていく上でのモデルになっているという意味では、学んだものの一つだと思います。講義では、実際に心理検査や臨床心理学を用いて働いていく上で、必要な知識は身につけさせていただいたと思います。
  • 修士課程では、ケースや実習報告の話し合いなどを通して、自分自身の振り返りやパターンに気づこうとすることが、一番の学びでした。内省を促されることが多くとてもきつい作業でありましたが、同じ時間を共有した同級生らと多くのことを考えることができるように導いてもらったと思います。
  • 修士課程でもっとも学んだことは、他者への自己開示の大切さと自分をあきらめないことです。私は、困難にぶつかった際に人に頼るというのが苦手で且つ自分で抱えられるかといったら最後まで向き合えず崩れがちだった面がありました。しかし、大学院での密な関係はそれを開示する勇気を与えてくれ、他者に受けとめてもらうことの大切さ・安心感、そしてその経験を持って最後まで自分の感情と向き合う事の必要性と忍耐を与えてくれました。自分が経験を持って、受容感と自己を受け入れるという事のきつさや意味を知ることは、クライエント援助をする際にとても必要な出来事であったと思うと共に、自分が生きていく中での強みになっていると思っています。
  • 観察力、内省力。カンファ、講義、実習、日常生活等で観察や内省を繰り返す経験により、常にセルフモニタリングを行ない、客観的に自他をチェックする視点が養われた。自分の傾向や状態を把握することは、様々な場面においての「決めつけ」を回避し、多角的に見ていこう理解していこうとする視野の広がりや調整力に繋がっているのではないかと考える。
  • いろいと学ばさせていただきましたが、一番学んだのは「クライエントへの敬意」だと思います。守秘義務を守ることや、部屋の環境調整に気を遣うこと、来てくださることに感謝をすることなど、基本的な姿勢がトレーニングされていると実感しています。
  • 勉学はもちろんですが、人との関わりを通しての自分自身の振り返りやあり方だと思います。また、月例会を通して集団運営とは、それは1人ではできないこと、周囲を信頼する頼ること、リーダーになるということ等を様々な壁にぶつかりながら学びました。それは、授業だけでなく、院生との関わりを通しても学んだように思います。
  • 修士課程で学んだものは、自分に目を向けるということ。それまでは、相手のことばかり考えていたので、そのとき自分がどう考えているのかどんな態度なのかなど、内省することはなかった。人と関わるのに自分についても関心を持つということは修士課程で学んだことと思う。そしてそれを同期で話したことも大切な時間だったと思う。
  • 大学院は自分のことを認めてくれたり、成長を促してくれる場だったので、自分自身をより見つめ、発見することができたと思います。
  • 基礎実習や演習、カンファレンスで議論したこと。内省を行いながら心理士としての姿勢や倫理、考え方などをじっくりと考えて学ぶことが出来たことが良かった。まだまだ未熟であるが、今後それを育んでいく基礎が出来たと思う。院性室で、同期の仲間や先輩と自身の葛藤や疑問についてたくさん話し合えたことも多くの学びとなった。
  • ものの見方だと思う。自分が事実をどのように判断し、行動しているのかによって、人に対する理解が大きく変わってしまう。当然のことであるが、実際には意識しづらい。知識を蓄えることばかり考え、頭でっかちになりがちな私だが、自分のことをしっかり見つめないと、相手を知ることもできないということをカンファレンスや授業等で教えられた。
  • 臨床心理センターでの実習や病院実習により、実際にクライエントの方(患者さん)に関わることによって、体験によって感じることや、自分の感覚などに目を向ける姿勢を学ぶことができた。
  • 安定している、守られている環境の中でこそ自分自身をしっかりと振り返ることができる、成長することができるということを身をもって学んだように感じています。試行錯誤をしながら迷うこともありましたが、その過程も含めて大切になってくるということを意識できるようになったと思います。
  • 修士課程で学んだことは、心理士という仕事がイメージしていたものと随分違うということです。そのことを通して、"自分自身を考える(内省)"ということがもっとも身についたことであるように感じています。自分がどんなことを感じやすい人間であるのか、Clと会ってどんな感情を持つのか、その気持ちを率直に感じること、そのことが大切であるということは、修士課程で学んだことで、今もとても大切にしていることです。
  • 私が修士課程で身につけたものは、クライエントに対する姿勢と心理士としてのあり方の基礎だったと思います。また、自己開示や振り返りを重要視することも、とても身になったことの1つです。これらのことは、私が臨床現場に出るようになってから他の職種、他の現場の心理士と会う機会が増えたことで更に感じているところです。臨床現場では、心理士としての姿勢やアイデンティティを持っていないと、揺らされるような出来事が多いと感じます。特に、私がいるような心理士の立場が職場の中で確立されていないところでは、何ができるのか、どういう志なのか、クライエントに対してどういう姿勢で接する職業なのかなど、自分の立ち居振舞いから判断される部分もあると感じています。まだ未熟なため揺れることは多いですが、大学院で学んだこれらのことを研鑚しながら磨きをかけていければと思います。
  • 心理臨床に関する、高度に専門的な知識・日常的に他者と連携し、集団や行事を運営する力・意図的に視点を切り変え、事象を捉える力など、得られたものは枚挙に暇がありません。その中でも、女学院ならではで最大の収穫と考えられるのは、言語表出的な知識のみに頼む姿勢ではなく、身体的な感覚も含めた、より繊細で内的な心の動きを味わう姿勢か養われた事だと考えています。
  • ①自分の考えていることを形にして、表現すること・・・修論の完成まで、2年間でスモールステップで少しずつ形にできたのは、多くの先生方とのふれあいやゼミで自分の考えを言葉にできる機会があったからだと思います。②与えられた課題に対して、他者と協力して達成すること・・・電話相談の当番や研究会、講演会、各種大会の会場づくりの役割など③アセスメントの基礎と心理療法の理論や技法。・・・各心理検査実習での豊富な検査者体験・被験者体験と発表の機会とフィードバックによりアセスメントの基礎がつかめたこと。④多くの技法や学派の方々から、また心理士以外の職種の方々からの学ぶという姿勢。(連携の力)・・・外部講師とのふれあいや校外研修での新鮮な感覚を持つ事ができた。
  • 修士課程でもっとも身になったものは、自分なりに自分のことを振り返って見つめ直す必要があるという視点を学んだことです。独りよがりにならない様に、常に客観性を忘れないようにしたいと思います。
  • 心理士としての姿勢や取り組み方を学んだ。クライエントに向き合うの心構えの基礎を学ぶことができ、実際の面接に向うときやケースを検討していく上で重要なこととなっている。
  • 自分で考え、計画した論文を作り上げること。自分なりの精一杯の力を使って書くことの大切さを学んだ。そうすれば、論文の書き方を学べるだけでなく、自分の課題も見えてくる。反省点として、もっとたくさんの本を読んでおけば良かった。
  • 修士課程でもっとも学んだものの結果、身についたものは、総てのベースになる基本的姿勢の傾聴に尽きると思う。丁寧に聴いていく姿勢こそ、クライエントの成長の力を信じてつき合うことである。聴くことイコール知ることであり、クライエントなりの考え方、行動パターン、感情の動き等は生まれつきの性格や育った環境、あるいは悩みを持つようになった環境の背景等を理解することになる。それらを統合的に考え合わせて見立てを立て、クライエントの福利に繋がるように寄り添っていくセラピストの在り方を徹底的に学んだこと。
  • 臨床心理士とは何かということをよく知り、そして臨床心理士になるためにまず最低限必要な基本姿勢を学んだと思う。具体的には、良い面も悪い面も含め自分自身を知ること、そして人に援助できるような姿勢を目指したと思う。どちらかというと、知識などではなく、もっと自分自身のことばかり学んでいたと思う。しかし、知識だけの臨床心理士にはなりたくないので、その過程があって本当に恵まれていたと思う。

修士課程で学んだもので現場でもっとも力になっているものは何か?

  • 相手の目線で話を聞き、理解しようと努めることはもちろんのこと、他者に相談し、連携しながら進めていくことの大切さを痛感している。
  • クライエントに寄り添うこと、セラピストとしての姿勢。周囲との連携の仕方。
  • カンファ、病院実習、幼/小/中/高と様々な現場で実習が行えたこと。及び研修会に参加を出来たこと。今まであまり関わったことのないようなケースにおいて、カンファや研修会での事例の見立てや方針の立て方などを、思い出しながら関わっています。また、ロールプレイを通して活動を行ったり、技法の練習を行なっていたことによって、現場で急に説明する時(行う時)に、体験しているので行いやすかったように思います。
  • 臨床心理の世界に入った初心(今も初心です)のときの「人が好き」という気持ちを忘れないこと。この気持ちがあるから、自分にとって困難なことがあっても、臨床心理学を楽しみ続けれると思う。大学院で、このことについて気づいたこと(学んだこと)が、現場でもっとも力になる源になっています。
  • また、全体を把握した上で実行に移すなどの優先順位を考えて行動することや、グループダイナミクスを理解した中での対応などは、現場で働いていく中で役に立っていると思っています。
  • 目に見えない内面を見つめようとする姿勢。
  • 「丁寧にやっていくこと」「まずは自分で考えて動くこと」を教えていただいたと思っています。現在の職場も立ち上げの段階からだったため、とても大切なことを学んだと感じます。また、臨床心理学の基礎知識だけではなく、薬理学などの必修ではなかった科目が意外と役に立っていることが多いです。
  • 修士課程で学んだもので、現場でもっとも力になっているものは、大学の先生方からかけていただいた言葉と査定の力だと思います。
  • 現在の業務では、緊急対応が求められることが多いため、限られた時間の中で、クライエントの方にとって必要なことを優先順位を考えてチームで迅速に行動していること。
  • 様々な院生としての活動や、いろんな現場に出て人と関わりを持ってきたことは、今、重要だったと思っています。院生として、実習に行かせてもらった中で、学んだこと、人との出会いなど。今の現場では、なかなか職場外で活動することがすくないので、福岡女学院大学の院生として、守られている中で、現場に出してもらい、学んだことやフォローしてもらいながら様々な人と関わったことは大切な経験だったと思います。
  • ケースカンファレンスなどで、クライエントの臨床像を捉えながら、見立てをすることの大事さや治療契約の大事さを何度も教わりました。カンファレンスに出す資料を作る作業や先生方のコメントや質問していたことが、今、とても役に立っています。
  • 私にとって、修士課程で学び最も力になっているものはフラットに相手を見る事だと思います。常に「何故そう思ったのか」「それは自分よがりではないのか」等周囲からの意見をもらいながら内省を行なう大学院生活や普段人に公言しないような内容を話し合う先生・同期との密な人間関係の中で、冷静に見ているつもりが無意識に出ていた自分の主張や偏見を発見する機会が多く、「自分は、どういう面でそう感じやすいか」「なぜそう思ってしまうのか」について葛藤した時期がありました。その自分の傾向について見つめていた時期が、今現場でクライエントを見る際に、少しでも先入観や自分枠でクライエントを見ずフラットにその人の世界に向き合っていく力になってくれていると思います。
  • 心理職を理解して頂き、心理士の視点を現場で反映させていくための、他職種の方達とも関係を作っていく力・集団療法を行なう際の、「場」の流れを読みつつ個人個人の状態を把握しアプローチしていく力・心理査定に対応するスキル(徐々にドクターが所見の内容に興味を示して下さるようになった。今では医局と話し合い、テスト・バッテリーを組めるようになって来た。特にロールシャッハ・テストを取れることが大いにプラスになった。)・度胸!!(院内研修会等で講師を務める際にも、それほど緊張せず伝えることが出来る)
  • 実際に働いていく上で力になっているものの一つは、所見を書く力です。クライエントの行動や検査結果からわかること、伝えたいことをポイントをしぼって、わかりやすく書く力は、私のウリのひとつになっています。もう一つは、動作法や集団精神療法をじっくりと学べたことです。心理士の介入を増やす際に、「私にどんなことができるだろうか」と考えるとき、手持ちのカードが多いことは非常にプラスになっています。
  • 入職当初、他職種stからもptとの関わりを通して、あなたはどう思った?と問われることが多く、戸惑いながら答えていました。私は、自身を振り返ることや自分の気持ちを自分の言葉で話す伝えることが苦手であったが、周囲から自分の気持ちに目が向いていると言われ、その時初めて院での経験(M2の授業や院生との関わり)があったからそのように言われるのだろうと気づきました。
  • 実習で発達障害の人や精神病をもつ人などに会ったこと、担当したケースの経験などが役立っていると思う。本などからの情報だけでなく実際に会ってどうだったか、どう対応されていたか体験したことで、どのような人なのかイメージしやすくなった。また、どのように相談者と会っていくかなどは修士課程のケースの体験が大きかったのでないかと思う。
  • 今の自分を振り返って、これから何ができるのかを前向きに考えていける強さ(?)のようなものが身につき、役立ってるように感じます。
  • 上述した心理士業務を行なううえでの姿勢や倫理、さらに見立て・見通しの立て方。行き詰まったり、どうればいいか悩んだときには、在学中に学んだこと、先生方の言葉や話し合ったこと、そのとき感じ考えたことを思い出している。また、面接の記録や検査の所見の書き方、視点などは、実際の仕事で記録や所見を書くときにとても役にたっている。
  • 勉強の内容はもちろんだが、仲間を得られたこと(横のつながりがしっかりできたこと)が、一番ではないかと思う。担当するケースについて院生室で遅くまで話しあったこと、修士論文作成でお互いが教えたり教えられたりしたこと等々で絆を深められた。現在、新しい環境の中で、戸惑いや悩みを抱えることもあるが、相談できる仲間がいるというのは本当に心強い。人とのつながりがどれほど大切かを実感をもって生きられることは、心理士という仕事を遂行していく上でも、大きな支えとなると思っている。これも、協力して物事に取り組むような授業形式や少人数制できめ細かな教育環境を与えられたからこそと感謝している。
  • 実際の現場で力になっていることは、検査など技能的なものや、ケースを見立てるという作業を学んだということである。現在でもまだまだ不十分な状態ではあるが、基礎的な部分を学んだことにより、次のステップへの手がかりをもらったように感じる。
  • 上記につながっていきますが、修士課程での経験が、クライエントの方と関わる上での共感的な理解に役立っていると思います。また、院生時代に学んだ自分の軸をしっかりと作っていくこと、他者との関係性を振り返ること、責任感を持つということが、今の職場でも、また一社会人としても力になっていると感じています。
  • 現場に出始めた時、修士課程で実習やボランティアなどを通して、Clと出会っていたという体験が何よりも心強かったです。院生は、学校というある意味守られた環境(すぐにアドバイスを受けることの出来る教授もいる)でClと会うことが出来ますが、社会に出ると"一人の専門家"として周りの人に見られることになります。修士課程の間に、"心理士として働く自分"を意識する体験は大切だし、今もその緊張感を忘れそうになるときに初めての時の緊張感を思い出したりしています。(200字を過ぎますが、修士課程で共に学んだ友人・恩師は、別々の現場で働くことになっても支えになってくれる大切な存在です。)
  • 私が修士課程でもっとも学んだことで現場でもっとも力になっているものは、臨床現場で心理療法を行っていく上での基本的な姿勢だと感じています。私は現場に出てから、教科書で学び、大学院で研修したような枠が通用しない状況に多く出遭いました。その中でよりどころのないような気持ちになる時、いつも立ち戻るのは大学院で学んできた心理士としての基本的な姿勢です。まだまだ未熟な身で、時に混乱してしまう私を冷静に戻してくれるのは、授業の中やケースカンファレンスで先生方から指導していただいたたくさんの言葉達です。また、自己開示や振り返りを大学院時代に丁寧に行い、その大切さを実感することができたことは、社会に出てからのSVとのやり取りなどで大変役立っています。
  • 現在の職務内容は、心理臨床活動そのものとは言えません。しかし、修士課程で学んだ事の内、「見立てる力」或いは「見立てを持って関わる」ことを重視する意識は日々活かされいると考えられます。又、内的な心の動きとしては、「(身体感覚も含めて)気持ちの向きに意識を向け、自分で望まし方向への修正を試みる」という一連の働きが挙げられます。これは、疲弊せず臨床活動を行う上で大変、役立っていると考えられます。
  • ①大学院で学んだ知識や技術があるからこそ、今の自分の必要とされる知識や技術が何なのかを知ることができる力。②そして、自分を振り返る作業が何よりも自分をささえています。これも、イベントごとに、また事例研究や実習ごとに豊富にとっていただいた振り返りの時間や報告レポートの提出での訓練の賜物だと感謝しています。(当時はきつい時間だったですが、今はありがたい体験です)③連携の力
  • 修士課程で学んだもので、現場で力になっているものは、何か1つの事ではなく、心理士としての姿勢なり、技法なり、知識なり学んだこと、それぞれ全て役立っていると思います。ケースに応じて自らがどのようにあるべきかを考えて、学んだことをバランスよく生かしていく事が大切なのかなと感じます。
  • 心理学全般の基礎知識。
  • 忍耐力と、専門性とは別の社会人としての振る舞いの重要性。普通の人としての感覚や人の気持ちを大切にすること。じっくりと人の話を聞くこと。現場の人たちの思いにも耳を傾けること。
  • ほぼ上記と同じ。加えるならば、"限界を知る"ことを常に念頭において向き合う姿勢が、冷静に対応でき、結果互いを守ることに繋がっていると思う。ケースカンファを通して多くのことを学ぶことができた。
  • 臨床心理士として最低限の必要な姿勢があるので、取り返しがつかないような大失敗はしていないように思う。役立っているというよりも最低限の話であるので、今後いかに技術や経験を自分のものにしていけるかが課題である。このように、できてる気にならずに、自分を振り返って研磨していく姿勢は、大学院時代に養成されたものと思う。
  • 自分を客観視する姿勢は、大変、仕事を支えてくれているように思います。