わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ
(ヨハネによる福音書第15章5節)
福岡女学院の校章は、まわりの三本の線が「十字架」をあらわし、信仰・希望・愛を三本の線で示しています。中のまるは、「ぶどう」をあらわし、学院聖句に由来します。
ぶどうの実が、ひとつにつながっていることから、わたしたちも、ひとりひとり、イエス・キリストにかたく結びついて真の生命を得るという学院の願いを示しています。
福岡女学院幼稚園は、神様の恵みと守りの中で、子どもが愛されている喜びを感じながら、主体的に生きる力をつける保育を目指す。
日本の女子教育のさきがけとしてキリスト教を基盤とした教育を目的に設立された福岡女学院に、人格の基礎が形成される幼児期からキリスト教教育をとの願いで、幼稚園が設立されました。
本園の教育理念のもと、かけがえのない大切な幼児期に、子どもたちは神様の愛に包まれ、愛されている喜びを感じつつ、一人ひとりが神様から与えられた賜物を生かして、のびのびと自己を発揮することを目指しています。「ぶどうの実がその幹につながってこそ豊かに実る」という聖書のたとえのように、子どもたちもイエス・キリストに連なり、将来に向けて喜びの内に生きるものとして育つことを願っています。
「こころ」が育つ 「わたし」が育つ 「みんな」で育つ
- やさしい心、つよい心を育てる
- 自分らしさを育てる
- 人とかかわる力を育てる
- (1) 心ゆくまで遊ぶことを大切にする保育
- 子どもの生活の中で、もっとも大切なことは「遊び」です。遊びに十分な時間と空間、遊具や教材を提供し、外遊びを中心に毎日こころゆくまで遊ぶことで、丈夫な体と強い心、知的好奇心や考える意欲、自主性を育みます。また恵まれた自然環境の中で行なう保育で、五感を刺激し、感性を磨きます。
- (2) 一人ひとりに心をかける保育
- 一人ひとりの興味関心、得手不得手などにあわせて、それぞれが自分らしさを発揮する機会を大切にします。その中で、満足感、喜びを持ち、自分らしさを自信につなげ、新しい意欲の芽を育てます。
- (3) 共に育ちあうことのできる保育
- クラスの活動では、各年齢に必要な活動を総合的に取り入れ、話し合いを大切に、子どもが主体的に取り組めるような配慮をしています。その中で、他者を思いやる気持ちややさしさを育てます。また、発達の違いや年齢の違いを超えて共に育ちあうことを目指しています。