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2008年11月 アーカイブ

2008年11月18日

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part7

写真1

2007年7月、ミュア・ウッズ国定公園に行きました。ミュア・ウッズは、サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡って北へ30分くらい行ったところにあり、自然をこよなく愛した探検家ジョン・ミュアにちなんでつけられたカリフォルニアレッドウッドの森林です。カリフォルニアレッドウッドは別名セコイアといって、樹齢1000年以上、高さ100メートル以上の木もあります。樹齢1000年を示すセコイアの木の年輪の前で写真を撮りました(写真1)。ミュア・ウッズのハイキングコースには、自然の鹿もいました(写真2)。

写真2

リスもいましたよ(写真3)。森林浴には最適のところです。

写真3
 

ところで、セコイア(sequoia)という木の名前の由来を知っていますか。実は、それはチェロキー民族の一人の名前から取ったものです。セコイア(Sequoyah)は、チェロキー民族の英雄です。チェロキー民族のために文字を発明したからです。 

19世紀のはじめ、白人たちは、先住民族(通称インディアン)の住む土地を奪い、彼らを追い払いました。テネシーやアラバマなどの居留地からオクラホマまでの移動を余儀なくされた彼らの中には、途中川でおぼれたり疫病でなくなった人が4000人にものぼるといわれています。その道は「涙の道」(Trail of Tears)と呼ばれています。白人たちの残虐ぶりを小さいころから目の当たりにしたセコイアは、このままでは自分たちだけでなく、大切な文化も滅亡してしまうと思いました。どうすればチェロキー族の文化を後世に伝えることができるだろう。そうだ! 白人たちが持っているのと同じ文字を持てばチェロキー文化を後世に伝えることができる。そう考えたセコイアは、十年以上の歳月をかけて、1821年、チェロキー文字を完成させました。驚くべきことに、チェロキー族たちは、互いに教えあいながら、チェロキー文字をわずか2ヶ月で習得したそうです。単独で民族の文字を作り上げたのは、世界でセコイアただ一人です。

チェロキー文字は全部で86の文字からなり、日本語のひらがな、カタカナと同じく音節を表す表音文字です。この文字のおかげでチェロキー族は繁栄し、チェロキー語で書かれた新聞「フェニックス」は今でも刊行されています。セコイアの物語は、多くの人によって書かれています。その中でも代表的なものを何冊か買って翻訳しましたので、授業でも紹介します。みなさんも是非読んでくださいね。

アクロス福岡で岡垣プロジェクトのイベントを実施します

現代文化学科「岡垣町プロジェクト」では、11月28日(金)から30日(日)にかけて、アクロス福岡にて岡垣町活性化イベント「のぞいて岡垣~岡垣町観光文化物産展」を実施します。特産品の試食や展示販売、本学教員によるレクチャー、抽選会等、盛りだくさんの内容で皆様をお迎えいたします。ぜひ、足をお運びください。学生・教員一同、お待ちしております。 詳細は下のチラシ画面をクリックしてご覧ください。
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