2016年11月01日
喜ぶ人、泣く人と共に
5月に稲の種を蒔いて苗床をつくる大学の授業に、年長組も参加させていただき稲の成長を楽しみに待ちました。そして10月の稲刈りを見学し、感謝祭ではもちつきをします。まさに収穫の秋、匂い味わった記憶は長く深く子どもの心の奥にしみ込んでいくと言われています。旬の果物や野菜を食べる経験を通して、神様への感謝があふれる時を過ごしたいと思います。
佐藤初女さんという女性をご存知でしょうか。青森県の岩木山の麓にこじんまりとした「森のイスニア」という山小屋を建てて、そこに悩みを抱えた多くの人を迎え入れた人物です。訪れた人たちは初女さんに話を聞いてもらい、初女さんのにぎったおにぎりを食べて元気になって帰っていくのです。心を病んだ人、体を病んだ人が初女さんの食事に接し、やがて心を開いていくのです。
今月の主題聖句のように、喜ぶ人と喜び、泣く人と共に泣くことができれば素晴らしいと思います。そんな生き方をしたいと心から思います。聖書は神さまも、私たちと一緒になって喜び、泣いてくださるのだと、私たちに教えています。